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外壁を壊さない窓枠リフォームならカバー工法!費用相場や注意点を紹介

2023.09.03 Sun

「窓をリフォームしたいけど外壁を壊したくない」
「カバー工法だと外壁を壊さないみたいだけど、注意点がないか知りたい」

このように感じることはないでしょうか。

カバー工法は、外壁を壊さずに窓や窓枠を修理できる人気の工法です。

しかしカバー工法でのリフォームを検討中の方の中には、工事手順やメリット、注意点が分からず困っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では窓枠のカバー工法について紹介します。

カバー工法の概要や手順、費用相場も解説するのでぜひご覧ください。

外壁や窓枠のリフォームで行なうカバー工法とは

カバー工法とは、既存の建材の上から新しい建材を被せて取り付ける工法のことです。

主に外壁や窓、屋根やドアなどのリフォームで用いられています。

窓枠でカバー工法を行なう場合は、既存の上から新しい窓枠を被せてガラス戸を取り付ける、というのが大まかな流れです。

既存のものや周囲のものを壊さなくても工事が進められるため、交換工事と比べて工期が短くすみます。

費用も安くなることが期待できるため、近年人気のリフォーム方法です。

ただし建材の状態によってはカバー工法ができない場合があります。

カバー工法を実施したい場合は、事前に信頼できる施工業者に相談するのがおすすめです。

外壁を壊さない窓枠のカバー工法の手順

窓枠をカバー工法でリフォームする際の手順は以下のとおりです。

・既存の窓ガラスを撤去する
・既存の窓枠の上から、新しい窓枠を被せて取り付ける
・すき間にコーキング材を充填する
・新しい窓ガラスを取り付ける

カバー工法は外壁を取り壊すといった大掛かりな工事がないため、1窓あたり約3時間〜1日で工事が完了します。

ただしコーキング材を乾燥させる必要があり、作業日や作業翌日は窓に触らないようにする必要があります。

特に子どものいる家庭では誤って触ってしまわないようにご注意ください。

窓枠のカバー工法の費用相場

窓枠のカバー工法の費用相場は10〜40万円です。

窓のサイズやガラス、サッシのグレードによって費用に差が発生します。

サッシに高グレードの製品を採用した場合には優れた断熱性が期待できますが、その分価格も高めです。

しかし、窓枠に高断熱のサッシを使用すると夏や冬に熱くなったり寒くなったりするのを抑えられ、結果的に光熱費を節約できます。

室内の快適性もアップするので、予算に余裕がある場合はグレードの高い製品を検討するのがおすすめです。

窓枠のカバー工法では補助金が活用できる場合がある

窓枠をカバー工法でリフォームする場合、補助金を活用できることがあります。

国の制度だけでなく自治体でも補助金の申請を受け付けているところがあるので、お住まいの自治体の制度を確認するのがおすすめです。

自治体によっては国と自治体の両方から補助金を受け取れることもあります。

補助金を申請する場合の注意点は下記の2点です。

・工事前に申請する必要がある場合が多い
・年度の予算上限に達すると受付を終了することがある

工事中や工事後に申請しても、通常は受け付けてもらえません。

補助金を活用したい場合は、必ず工事前に条件面の確認を行ない申請手続きを進めてください。

窓枠をカバー工法でリフォームするメリット

窓枠をカバー工法でリフォームするメリットは下記のとおりです。

・安く短期間でリフォームできる
・窓が開閉しやすくなる
・すきま風を防止できる
・窓枠のデザインをおしゃれにできる

それぞれ詳しく紹介するので、ご覧ください。

安く短期間でリフォームできる

窓枠をカバー工法でリフォームすると安く短期間で施工できます。

カバー工法以外の窓枠のリフォーム方法には、はりつ工法が挙げられます。

はりつ工法とは、既存の窓枠を撤去して新しく窓枠を作り直す工法です。

窓周辺の外壁を壊して窓枠を作り直すうえに足場も組む必要があるため、カバー工法と比べて費用も工期も増えてしまいます。

カバー工法は大掛かりな工事が不要で、費用だけでなく工期も抑えられます。

足場を組まなくても良いケースがあるため、1窓あたりの単価が安くなりやすいのも特徴です。

工事を行なう窓の数が少なくても、大幅にコストが増えにくくなります。

窓が開閉しやすくなる

窓が古くなってくると開閉する際に詰まりやガタつきが発生し、スムーズに使えないことがあります。

詰まりやガタツキの原因が窓枠の劣化だった場合は、カバー工法によるリフォームでの改善が可能です。

カバー工法でリフォームするとレールから障子までが新しくなることで、新品と同じようにスムーズに開閉できます。

使用感が大幅に良くなるため、窓の開閉にストレスを抱えている方はカバー工法での施工がおすすめです。

すきま風を防止できる

窓枠をカバー工法でリフォームすると、すきま風を防止できる場合があります。

建物は築年数が経過するほどあちこちに歪みができ、すきま風が吹いてしまうため注意が必要です。

カバー工法で窓枠ごと新しい窓にリフォームすると歪みがなくなり、すきま風や雨が吹き込まれるのを防止できます。

窓枠の歪みによるすきま風でお悩みの方は、価格が安く短期間で改善できるカバー工法をご検討ください。

窓枠のデザインをおしゃれにできる

カバー工法で新しい窓枠を被せるとデザインを一新できます。

かつての窓枠は白や黒、グレーのものがほとんどで、おしゃれなデザインはありませんでした。

現在は種類が増えており、木製といったおしゃれな窓枠も選べます。

部屋のインテリアにあわせて窓枠のデザインを選ぶと、部屋をよりおしゃれに仕上げられます。

カバー工法でリフォームする際には、デザインにもこだわるのもおすすめです。

窓枠をカバー工法でリフォームする際の注意点

窓枠をカバー工法でリフォームする際の注意点は下記のとおりです。

・窓がひと回り小さくなる
・雨戸があると施工できない場合がある

それぞれ詳しく紹介するのでご一読ください。

窓がひと回り小さくなる

カバー工法では、既存の窓枠の上に新しい窓枠を被せるため、窓のサイズがひと回り小さくなってしまいます。

もともと大きな窓であればそれほど目立ちませんが、小さな窓だと気になるかもしれません。

窓がひと回り小さくなると、その分日光が入りにくくなることも考えられます。

窓のサイズが気になる場合は窓枠ごと取り替える、はりつ工法を検討するのがおすすめです。

ただし、はりつ工法はカバー工法と比べて工期や費用がかかってしまうので、どちらを採用するかは施工業者とご相談ください。

雨戸があると施工できない場合がある

窓に雨戸があると、カバー工法によるリフォームが難しい場合があるので注意が必要です。

ただし、必ずしもカバー工法でリフォームできないわけではありません。

雨戸レールまで出っ張らない製品も一部あり、施工できるケースがあります。

リフォームしたい窓に雨戸がある場合は依頼前に施工業者へ伝え、カバー工法で施工可能か確認するのがおすすめです。

カバー工法で外壁を壊さず窓枠をきれいにリフォームしよう

本記事では窓枠のカバー工法について紹介しました。

カバー工法は既存の窓枠の上に新しい窓枠を取り付けるため、外壁を壊さずにリフォームできます。

足場を組む必要もなく、安く短納期で施工できることがメリットです。

窓枠のカバー工法では、国や自治体の補助金が活用できる場合があります。

補助金が活用できればお得にリフォームが可能です。

一方で窓枠がひと回り小さくなる、雨戸があるとカバー工法で施工できない場合があることが注意点として挙げられます。

カバー工法のメリットや注意点を把握したうえで、後悔しないリフォーム方法を決めましょう。

カバー工法でリフォームできるか不安な方は、まず信頼できる施工業者へご相談ください。

【関連記事】
外壁カバー工法とは?メリットやデメリット、施工方法を解説

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この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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