「ガルバリウム外壁の色あせが気になる」
「長く使っても色あせない外壁ってあるの?」
外壁は建物の印象を大きく左右するので、色あせを気にする人もいるでしょう。
本記事では、ガルバリウム外壁の色あせの原因と対策、色選びで注意したいポイントなどを紹介します。
外壁は好きな色を使いたいものの、色あせが気になるという方はぜひご一読ください。
目次
ガルバリウム鋼板は、鋼板に対して亜鉛やアルミなどの合金をメッキ加工した素材のことです。
シンプルながらスタイリッシュな見た目と耐用年数の長さから、外壁でよく使われる素材です。
耐用年数は長いものの、色あせはします。
色あせの原因と対策を詳しく紹介します。
色あせが発生する主な原因は、塗装塗膜の経年劣化です。
外壁は、紫外線や雨風の影響を強く受けるため、塗装も時間とともに徐々に劣化します。
特に、塗料の効果が薄れているサインとして色あせが現れることが多いため、適切なタイミングでのメンテナンスが必要不可欠です。
表面塗膜が劣化すると、下のメッキ鋼板にも影響を及ぼし、耐久性や強度の低下に繋がるおそれがあります。
外壁の色あせを防ぐためには、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
ガルバリウム外壁の色あせを防ぐには以下の5つがあります。
・耐久性の高い塗料を使う
・色あせしにくい色を使用する
・サビや塩害に注意する
・劣化の症状を見極める
・メンテナンスと点検を欠かさない
耐久性のある塗料は、外部の環境に強く長期間にわたって色あせしにくい特性を持っています。
塗料によって、耐久性が高いものやコスパの良いものなど、グレードが異なります。
特に海岸や塩害の影響が強い地域では、適切な防錆対策を施すことが重要です。
気になることがあれば、専門の業者に相談すると安心です。
色あせが気になる人が外壁の色を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
・色あせが目立たない色は中間色
・色あせが目立つ色は赤と黄色など原色
これらのポイントを考慮して外壁の色を選ぶことで、色あせを軽減し、美しい外観を長く維持できます。
ガルバリウム鋼板の外壁で色あせしにくいのは中間色です。
中間色とは下記の色を差します。
・グレー
・シルバー
・ブラウン など
ガルバリウム外壁の劣化を完全に防ぐことは難しいですが、中間色を選び定期的なメンテナンスをすれば、美しい色を長く保ちやすいです。
ホワイトも色あせが目立ちにくく人気のある色ですが、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。
ガルバリウム外壁の劣化を防ぐことはできないものの、塗りたての色が長持ちすると美しい外観が保てます。
色あせが気になる人は目立つ色を避けることをおすすめします。
赤、黄、緑、紫など原色は色あせが目立ちます。
とくに赤と黄色は紫外線に弱い色です。
耐候性が低く、色素の構成原子の結合が紫外線によって破壊されやすいため、塗料が酸化して色があせてしまいます。
定期的な塗装が難しい場合、鮮やかな色を避けると、色あせが気にならなくなります。
ガルバリウム外壁の色あせは、決して軽視できるものではありません。
色あせは外壁の劣化の兆候で、塗料の効果が薄れていることを示しています。
初期レベルの色あせであれば加工が剥がれることは少ないですが、放置していると徐々に劣化が進行し、錆びやすくなります。
さらに劣化が進むと、外壁材自体が腐食して雨漏りの原因となることもあるのです。
修理やリフォームにかかる費用が増えるだけでなく、建物全体の耐久性にも影響を及ぼす可能性があります。
よってガルバリウム外壁の色あせは早めの対処が重要です。
ガルバリウム外壁の色あせについてよくある疑問を紹介します。
・ガルバリウム外壁の色あせの修復は可能か?
・ガルバリウム外壁で人気のある色は?
・ガルバリウム外壁塗装の費用について
・自宅でできるガルバリウム外壁のメンテナンス方法は?
・色あせは見た目以外に問題はある?
気になった疑問があれば、ぜひご一読ください。
ガルバリウム外壁の色あせを修復するなら、再塗装をおすすめします。
塗り直しをすると、まるで新築のような美しい外観になります。
ただしDIYはおすすめできません。
広範囲かつ高所作業になるため、安全性が確保できない場合があるからです。
特に専門的な技術や知識がない場合、事故や怪我を招く可能性があるため、自己負担のリスクが高いと言えるでしょう。
自分で塗装することで費用を節約することは理解できますが、安全性や仕上がりの品質を考慮すると、外壁塗装は専門業者に頼むことが適切です。
信頼性のある業者に塗装を任せることで、長期間にわたり美しい外観と耐久性を保つことができます。
外壁の色選びにおいて、人気が高いのはブラックです。
シックでスタイリッシュな印象があり、特にモダンなデザインの建物にはよく似合います。
ほかにもダークグレーやシルバー、ネイビーなども人気のある色です。
外壁の色は建物のスタイルや雰囲気を大きく左右し、周囲の環境や景観とも調和させる必要があります。
そのため、色選びは慎重に行うべきポイントです。
後悔のない色選びをするためには、実例を見ながら検討してみると良いでしょう。
実際に塗装された建物や写真を見ることで、色の見え方や雰囲気をイメージしやすくなります。
ガルバリウム外壁塗装の費用は、塗料の種類や建物の大きさ、足場の組みやすさなどによって異なるものです。
一般的な相場として、金属外壁材の塗装費用は約60〜120万円程度とされています。
ただし上記費用はあくまでも一般的な目安です。
具体的な費用は建物の状態や希望する仕上がりによって変わってきます。
またシーリング代や足場代といった諸経費も追加でかかります。
ガルバリウム外壁の塗装費用を把握するためには、専門業者に無料見積もりを依頼するのがおすすめです。
無料見積もりをしてくれる業者に問い合わせて建物の現状や要望を伝えることで、より具体的な費用を知ることができます。
ガルバリウム外壁の自宅でできるメンテナンス方法は以下の通りです。
・弱い水圧の水で汚れを洗い流す
・汚れやコケは柔らかいブラシで掃除する
・海に近い地域では塩でサビやすいので注意する
・サビやコケ、古い水が溜まっているところがないかチェックする
ブラシでの掃除は、強く擦ると外壁が傷ついてしまうため注意が必要です。
傷はサビなど不具合の原因になりかねないので気を付けましょう。
色あせは見た目だけの問題ではなく、家の外壁にとっても重要な意味があります。
色あせをして塗料が寿命を迎えていると、外壁材の保護機能が低下し、外壁材の劣化のリスクが高まります。
最後の塗装から相当な時間が経過している場合は、外壁の塗装を考えるべきです。
劣化のサインとしては、色あせ以外にもいくつかの特徴があります。
例えばチョーキング現象と呼ばれる塗膜が粉を吹くようになる現象や、傷やへこみ、サビやコケの発生などが挙げられます。
これらのサインが見られる場合、外壁材の劣化が進んでいる可能性が高いです。
劣化が進んでいる外壁は、家の耐久性を損なう原因となり、雨漏りや構造へのダメージを引き起こす可能性もあります。
そのため、早急に塗装メンテナンスを行うことが重要です。
本記事では、ガルバリウム外壁の色あせについて詳しく解説しました。
ガルバリウム外壁は経年劣化によって色あせする特性がありますが、軽い色あせは通常問題ありません。
ただし色あせは劣化のサインの1つでもありますので、注意が必要です。
外壁の色あせを放置してしまうと、塗料の効果が薄れ、外壁材の劣化が進行してしまう恐れがあります。
建物の寿命を延ばすためにも、定期的なメンテナンスが重要です。
Wall the bestにお問い合わせいただければ、外壁リフォームに関する相談に丁寧にお答えします。
外壁の色あせや劣化にお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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