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外壁にガルバリウム鋼板の波板は施工できる!実際の施工事例を紹介

2023.07.05 Wed

「ガルバリウム鋼板の外壁に興味があるけど、波板は施工できるのかな?」
「どのような感じになるのか施工事例を見てみたい」

このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

近年ガルバリウム鋼板を使用した外壁は大変人気がありますが、通常の平板だけではなく波板も施工可能です。

ガルバリウム鋼板は窯業系サイディングに比べて耐用年数も長く、見た目もおしゃれなため興味をお持ちの方も多くいるのではないでしょうか。

そこで本記事ではガルバリウム鋼板の波板を外壁に施工した事例を紹介しています。

メリットやデメリットなどさまざまな角度からガルバリウム鋼板の波板についても解説しています。

今後、ガルバリウム鋼板への外壁材の変更を検討している方はぜひご一読ください。

外壁にガルバリウム鋼板の波板を施工した事例

実際にガルバリウム鋼板の波板を施工した外壁を紹介します。

すべてWall the bestで施工した外壁です。

ガルバリウム鋼板の波板を外壁に施工した例です。

窯業系サイディングとは異なる雰囲気が感じられます。

こちらはガルバリウム鋼板の角波と呼ばれる波板を外壁に施工した例です。

通常の波板とは違い、シャープな印象を与えられます。

こちらもガルバリウム鋼板の角波を施工した例です。

黒は引き締まった印象を与えるため、人気のある色です。

ガルバリウム鋼板の角波は洗練されたイメージがあるため、窯業系サイディングから張り替えるとスタイリッシュな雰囲気に変わります。

外壁にガルバリウム鋼板の波板を使用するメリット

洗練されたイメージのあるガルバリウム鋼板の外壁ですが、他にも下記のようなメリットがあります。

・耐用年数が長くサビにくい
・断熱性が高く室内の温度が上昇しにくい
・軽量のため耐震性に優れている
・汚れがつきにくく美観を保ちやすい

1つずつ詳しく解説します。

耐用年数が長くサビにくい

ガルバリウム鋼板の波板は耐用年数が15〜20年程度あり、トタンやアルミなどの他の金属系素材と比べてサビにくいのが特徴です。

ただし、全くサビないわけではないので定期的なメンテナンスは必要になります。

金属系素材の外壁の中でも、比較的手間はかからない素材です。

断熱性が高く室内の温度が上昇しにくい

ガルバリウム鋼板の外壁材は、一般的に金属外壁材と断熱材が一体形成されています。

断熱材が一体形成されているため、外気の影響を受けにくく、室内の熱気や冷機を逃しにくい家になります。

暑い夏でも、外気の影響を受けず快適な室内環境を整えることが可能です。

軽量のため耐震性に優れている

ガルバリウム鋼板は外壁材のなかでも軽量な素材です。

外壁材が軽量であれば、建物にかかる負担が軽減されるので耐震性が向上します。

また、ガルバリウム鋼板は地震の揺れにともなう変形にも柔軟に対応できる、という特徴があります。

汚れがつきにくく美観を保ちやすい

ガルバリウム鋼板は水を吸収しないため、苔や藻が生えにくいという特徴があります。

水分を吸収しやすい窯業系サイディングは苔や藻が発生しやすく、見た目も悪くなってしまう恐れがあります。

その点、ガルバリウム鋼板は水を吸収しないため長く美観を保つことが可能です。

外壁にガルバリウム鋼板の波板を使用するデメリット

さまざまなメリットがあるガルバリウム鋼板の波板ですが、当然デメリットもあります。

・傷がつきやすい
・凹みやすい
・デザインの種類が少ない

上記のようなデメリットもあるため、施工を依頼する前に正しい認識を持っておきましょう。

1つずつ詳しく説明します。

傷がつきやすい

ガルバリウム鋼板は少しの接触でも傷がついてしまうので、外壁に使用する場合は周囲になるべくモノを置かないよう注意が必要です。

傷がついてしまうとサビにつながる可能性があるので、早めにメンテナンスをするようにしましょう。

凹みやすい

ガルバリウム鋼板は衝撃に弱いため、ボールなどが当たると凹んでしまう恐れがあります。

家の周りでのボール遊びや除雪など、日常生活の中で外壁を傷つけないよう注意しましょう。

定期的に目視でのチェックやメンテナンスを行うことで、外壁は長持ちします。

デザインの種類が少ない

窯業系サイディングではレンガ調やタイル調などのおしゃれなデザインを選べますが、ガルバリウム鋼板の波板は限られた数のデザインしかありません。

金属の質感が好きな方にとっては大きなデメリットとはならないでしょう。

ただしデザイン性を重視される方は気になる方もいるかと思われます。

事前にどのようなデザインがあるのか業者へ相談してみましょう。

外壁にガルバリウム鋼板の波板を選ぶ際の注意点

ガルバリウム鋼板の波板を外壁に施工する際は、いくつかの注意点があります。

・色の特徴を把握する
・実際にサンプルを見てみる
・専門の施工業者に依頼する

1つずつ詳しく解説します。

色の特徴を把握する

色を選択する際はただ好みの色を選ぶだけではなく、どのような特徴があるのかをしっかりと把握しましょう。

例として黒は室温が上がりやすい、白やグレーは汚れが目立ちやすいなどがあります。

見た目だけではなく、機能面も考慮して色を選ぶと施工後の満足度アップにつながります。

実際にサンプルを見てみる

商品を決める際は写真だけで判断せずに実際にサンプルを見て決めましょう。

ガルバリウム鋼板の波板のイメージは光の当たり加減や見る角度などによっても変化します。

さまざまなケースで確認を行うことで、施工後に後悔することも少なくなります。

専門の施工業者に依頼する

ガルバリウム鋼板の波板を外壁に施工する際は、専門の板金業者に依頼しましょう。

塗装業者なども施工を行っている場合がありますが、専門的な知識や技術が欠けている場合もあります。

板金業者を比較する時は金額だけではなく、今までの施工実績や人柄なども判断材料にしてください。

外壁にガルバリウム鋼板の波板を使用する際の施工費用

ガルバリウム鋼板の波板を外壁に施工する費用は、ケースにより異なります。

・新築住宅:150〜300万円程度
・リフォーム:200〜400万円程度

リフォームの場合、カバー工法(重ね張り)で130〜220万円ほど、張り替えで100〜360万円ほど費用がかかります。

カバー工法とは、もともとあった外壁材のうえに新しい外壁材を重ねて張って施工する方法です。

カバー工法は重ね張り、とも言われることがあります。

外壁にガルバリウム鋼板の波板がおすすめの人

人気の高いガルバリウム鋼板の外壁ですが、どのような人におすすめなのか解説します。

・モダンなデザインにしたい人
・防災対策を重視する人

1つずつ詳しく解説します。

モダンなデザインにしたい人

ガルバリウム鋼板の波板には洗練された印象があり、窯業系サイディングでは感じられないスタイリッシュな雰囲気があります。

現代的な佇まいを感じたい方におすすめです。

防災対策を重視する人

ガルバリウム鋼板は軽量で建物に対する負荷が少なく、地震の影響を軽減できる効果があります。

また降雪地域など冬に気温が低くなるところでは、外壁の種類によって凍結によるひび割れの可能性がありますが、ガルバリウム鋼板ではほぼ心配ありません。

防災面でも対策をしたい人にガルバリウム鋼板の波板は向いています。

外壁へガルバリウム鋼板を施工する際によくある質問

ガルバリウム鋼板を外壁に施工する際によくある疑問点を紹介します。

今後、ガルバリウム鋼板の施工をお考えの方は参考にしてください。

ガルバリウム鋼板に塗装は必要?

ガルバリウム鋼板は10〜20年程度で塗装が必要です。

適切な時期に塗装を行うことで、ガルバリウム鋼板が長持ちします。

ガルバリウム鋼板の波板を外壁に施工する場合はどこに依頼すればいい?

板金業者に依頼するのがおすすめです。

金属製品に対して専門的な知識や技術を持つ板金業者は、ガルバリウム鋼板についても正しい取り扱いでの施工が期待できます。

塗装業者やリフォーム業者も施工は行ってくれますが、技術力に疑問点が残りますので近隣の板金業者を探してみてください。

ガルバリウム鋼板の外壁への施工はDIYでできる?

DIYでガルバリウム鋼板の波板を外壁に取り付けることは可能ですが、基本的にはおすすめできません。

専門的な知識や技術が必要になる作業のため、DIYでは施工品質に不安が残ります。

また高所作業は転落などの危険も伴いますので、慣れていない素人の施工はやめた方が無難です。

ガルバリウム鋼板の波板でおしゃれな外壁にしよう

外壁にガルバリウム鋼板の波板を施工すると、下記のようなメリット・デメリットがあります。

・洗練されたおしゃれな外壁の住宅を楽しめる
・軽量なので地震時の建物にかかる負荷を軽減できる
・傷や衝撃に弱いので注意が必要

ガルバリウム鋼板の波板はスタイリッシュで個性的な住宅を演出でき、家に個性を求める人も満足できる外壁になります。

ガルバリウム鋼板の外壁が気になる方は専門の板金業者に相談してください。

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この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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