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【施工事例あり】シルバーのガルバリウム鋼板で外壁を都会的な印象に

2023.07.03 Mon

「外壁をシルバーのガルバリウム鋼板にすると、どんな外観になるの?」
「シルバーの外壁やガルバリウム鋼板にどんなデメリットがあるか気になる」

外壁をシルバーのガルバリウム鋼板にするか検討している方の中には、外観のイメージやメリット・デメリットが分からず、困っている方もいるのではないでしょうか。

ガルバリウム鋼板は人気の外壁材ですが、シルバーは外壁材で頻繁に使われるわけではありません。

しかし上手に活用すると、おしゃれで洗練された雰囲気の住宅に仕上がります。

本記事では、外壁をシルバーのガルバリウム鋼板にすると得られるメリット・デメリットなどを、施工事例を交えて紹介します。

外壁がシルバーのガルバリウム鋼板だとスタイリッシュな印象を与えやすい

外壁をシルバーのガルバリウム鋼板で施工すると、外観をスタイリッシュな印象に仕上げることが可能です。

ガルバリウム鋼板の金属の質感を、シルバーカラーがより際立たせるため、シャープで都会的な印象を与えます。

シルバーは明るい色のため、お家が地味な印象になりにくいです。

明るい外観にしたい方や、周囲の家に埋もれず他と違ったおしゃれな外観にしたい方は使ってみるのがおすすめです。

シルバー系のガルバリウム鋼板の外壁を施工した事例

実際にシルバー系のガルバリウム鋼板の外壁を施工した事例を2つ紹介します。

ぜひ施工する際の参考にしてください。

【ウチノ板金工場/東京都東村山市】

明るい白寄りのシルバーのガルバリウム鋼板を外壁に施工した事例です。

屋根やサッシに黒寄りのダークグレーを用いているので、コントラストが効いたおしゃれな印象に仕上がっています。

【T邸/東京都武蔵村山市】

光沢の少ないシルバー系のガルバリウム鋼板の外壁を施工した事例です。

屋根やサッシ、扉などに黒を採用しており、引き締まった印象になっています。

明度が高すぎないため、周囲の景観によく馴染んでいるのもポイントです。

ガルバリウム鋼板の特徴

ガルバリウム鋼板とは、鋼板に対して亜鉛やアルミなどの合金をメッキ加工した素材のことです。

軽量で丈夫なことが特徴で、屋根材や外壁材として人気があります。

メッキで鉄を覆っているため、サビや腐食が発生しにくいです。

耐用年数が20〜35年と長く、定期的なメンテナンスを怠らなければ長く使用できます。

コストパフォーマンスが高く、現在多くのお客様から選ばれやすい外壁材です。

ガルバリウム鋼板のメリット

ガルバリウム鋼板を外壁材に使うメリットは、下記の2点です。

・サビに強く、耐久性が高い
・耐震性に優れている

どちらも長く外壁材を使用したい方には嬉しいポイントなので、ぜひ下記の詳細をご確認ください。

サビに強く、耐久性が高い

ガルバリウム鋼板は他の金属系の外壁材と比べてサビにくく、耐久性が高いのがメリットです。

外壁材がサビてしまうと、建物の外観が損なわれるうえ、建物自体を傷める原因になってしまいます。

ガルバリウム鋼板はサビの原因となる鉄がメッキで覆われているため、サビに強く劣化の進行も比較的ゆるやかです。

もしメッキ部分が傷ついても、先に亜鉛が溶け出すため、鋼板部分がサビにくくなっています。

サビに強く劣化の進行がゆるやかなため、外壁材として長く使うことが可能です。

耐震性に優れている

ガルバリウム鋼板は外壁材のなかでも軽量なため、耐震性に優れています。

外壁材が重いと地震の際に建物へ掛かる負荷が大きくなるため、建物が傷んだり揺れが大きくなったりしてしまいます。

最悪の場合は建物が倒壊するおそれがあるため、外壁材が軽量なことは重要です。

ガルバリウム鋼板は外壁材の中でも軽くて丈夫なため、地震の際に建物への負荷が少なく地震に強い外壁材と言えます。

ガルバリウム鋼板のデメリット

ガルバリウム鋼板を外壁材に使うデメリットは下記の2点です。

・傷や凹みがつくことがある
・サビが発生する

2点目の「サビが発生する」については、定期的なメンテナンスで回避できることが多いので、ぜひご確認ください。

傷や凹みがつくことがある

ガルバリウム鋼板は、傷や凹みがつきやすいことがデメリットです。

外部からの衝撃に弱く、小石やボールなどが当たると傷や凹みが発生しやすいです。

外壁が傷ついてしまうと傷から劣化やサビが発生しやすくなるため注意しましょう。

凹みがついた場合、外観が悪くなります。

庭で子どもがボール遊びをする際には、外壁にボールや小石が当たってしまう可能性が高いです。

なるべく傷や凹みがつかないように対策する必要があります。

サビが発生する

ガルバリウム鋼板のメリットの1つにサビにくい点が挙げられます。

ただし金属製の材質であるため、サビが発生する可能性はゼロではありません。

特に海が近い地域では、潮風によるサビが発生する可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要です。

塩分やホコリなどを定期的に水で洗い流したり、傷の有無を確認したりすることがメンテナンス方法として挙げられます。

サビが発生してしまうと外壁の耐用年数が短くなってしまうため、定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。

外壁をシルバーにするメリット

外壁をシルバーにするメリットは、下記の3点です。

・汚れが目立ちにくく色あせしにくい
・熱を反射しやすい
・他の色と組み合わせやすい

外壁材としての使いやすさや過ごしやすさにつながるため、ぜひ詳細をご確認ください。

汚れが目立ちにくく色あせしにくい

外壁の色をシルバーにすると、汚れが目立ちにくく色あせしにくいといったメリットがあります。

砂ぼこりや雨だれと色が近く、光を多く反射するため、他の色と比べて汚れが目立ちにくいです。

紫外線を吸収しない色のため、色あせしづらく経年変化も目立ちにくくなっています。

汚れや色あせを目立ちにくくしたい方は、外壁をシルバーしてもよいでしょう。

熱を反射しやすい

シルバーは熱を反射しやすいです。

シルバーのような明るい色は熱を反射しやすいため、暑い時期に建物の表面温度や室内温度の上昇を抑制する効果が期待できます。

建物の表面温度や室内温度の上昇を抑制できれば、暑い時期のエアコンの消費電力や使用頻度を下げやすいです。

他の色と組み合わせやすい

シルバーは白色と黒色と同じ無彩色のため、他の色と組み合わせやすいことも特徴です。

有彩色を2色以上組み合わせるのであれば、色のバランスを考慮する必要があります。

色のバランスが悪くなると奇抜な外観になってしまい、地域で悪目立ちしてしまうおそれがあるためです。

シルバーのような無彩色をメインにすると、他の色と組み合わせてもおかしな印象になりにくいです。

メインの色が無彩色で決まると、組み合わせる色も考えやすくなります。

外壁に2色以上使いたい方はシルバーのような無彩色をご検討ください。

外壁をシルバーにするデメリット

外壁をシルバーにするデメリットは下記の2点です。

・周囲の景観と合わないことがある
・無機質な印象を与えることがある

特に郊外の住宅の場合に気になるポイントなので、ぜひご確認ください。

周囲の景観と合わないことがある

シルバーは明るい色で、日光を反射しやすくまぶしい印象になりがちなので、周囲の景観と合わずに浮いてしまう可能性があります。

場合によっては光の反射を抑制するため、外壁塗装が必要になることも考えられます。

シルバーの外壁といっても明度や色合いに幅があります。

悪目立ちしたくない場合は、周囲とも馴染みやすそうな明度や色合いの外壁を探しましょう。

無機質な印象を与えることがある

家全体をシルバー単色で仕上げてしまうと、無機質で冷たい印象を与えることがあります。

シルバーの中でも光沢が目立つ色を選んでしまうと、安っぽく見えることもあるため、注意が必要です。

シルバーは他の色と組み合わせやすいため、家全体をシルバー単色にするのではなく、他の色や素材と組み合わせるとおしゃれな外観に仕上げられます。

特に木目調や木の外壁材と組み合わせると、無機質な印象が和らぎます。

ガルバリウム鋼板のシルバーと相性の良い色

シルバーと組み合わせる色を悩んでしまうという方のために、特に相性の良い色を紹介します。

シルバーと相性の良い色は下記のとおりです。

・シルバー×黒:黒の重厚感が加わり、格式高い印象になる
・シルバー×白:シルバーと白はともに明るい色なので、爽やかな印象になる
・シルバー×木目:シルバーのメタリックな印象に木目の温かみが加わるため、無機質な印象が和らぐ

木目調や木の外壁材は色や素材のコントラストが効くため、おしゃれな外観に仕上げやすいです。

組み合わせる色を選ぶ際には屋根やサッシ、ドアの色との配色も考慮しましょう。

また気になる色の組み合わせがある場合は、サンプルを見せてもらうとイメージとずれにくいです。

事前に業者に相談してサンプルを見せてもらいましょう。

シルバーのガルバリウム鋼板で外壁を明るく仕上げよう

シルバーのガルバリウム鋼板の外壁について、施工事例を交えて紹介しました。

金属のガルバリウム鋼板とシルバーは相性が良く、シャープで都会的な印象に仕上がります。

またシルバーの外壁は汚れや色褪せが目立ちにくく、熱を反射しやすいことがメリットです。

無彩色のため、どんな色と組み合わせてもおかしな印象になりにくいです。

ただしシルバーは無機質な印象があるため、外壁をおしゃれに仕上げたい場合は他の色との組み合わせを考慮しましょう。

実際に色を決める際には、信頼できる業者に相談したり事前に色のサンプルを見せてもらったりすることも大切です。

まずは信頼できる建築外壁業者へご相談ください。

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この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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