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外壁(ガルバリウム鋼板)の色は何が良い?種類や選ぶ時の注意点を解説

2023.03.03 Fri

「ガルバリウム鋼板の外壁に憧れているけど色で悩んでいる」
「無難な色選びが良いのか好きな色が良いのか決め手にかける」

ガルバリウム鋼板はデザイン性が高く、外壁で採用されることも多い建材です。

家の外観の印象を決める外壁の色選びは重要です。

本記事では、ガルバリウム鋼板の色のバリエーションや色選びで注意したいポイントなどを紹介します。

それぞれの色が与える印象や機能性などが理解できる内容となっています。

人気のある色や組み合わせなど、外壁の色でお悩みの方はぜひご一読ください。

ガルバリウム鋼板の外壁で人気の色は?

ガルバリウム鋼板の外壁で人気のある色は、ブラックやホワイトなどのシンプルなカラーです。

ブラックとホワイトは、どちらも周辺の建物に溶け込みやすい色です。

外壁にブラックを採用すると、重厚感が出て高級感のある家作りが叶います。

一方で、汚れや色あせが目に見えやすいという点に注意しましょう。

外壁にホワイトを採用すると清潔感のある印象を実現できるだけでなく、植栽などのグリーンが映えやすいといった魅力もあります。

ホワイトは色あせしにくいですが、汚れは目立つのでこまめな掃除が必要です。

ほかにも、ガルバリウム鋼板らしい素材感が出せるシルバーや、2色使いのツートンカラーの人気が高まっています。

外壁(ガルバリウム鋼板)の色選びが重要な理由

ガルバリウム鋼板とは、鋼板に亜鉛やアルミなどの合金をメッキ加工したものです。

耐用年数の長さや耐熱性に優れており加工性も高いため、ガルバリウム鋼板は現在日本で主流の外壁材となっています。

ガルバリウム鋼板を外壁に使用する際に注意したいポイントの一つが、色選びです。

メーカーにより異なりますが、ガルバリウム鋼板の色は数百種類ほどになります。

様々なカラーバリエーションがある中で、そもそもなぜ色が重要なのか、そのメリット・デメリットについてご紹介します。

外壁の色選びにこだわるメリット

外壁の色選びにこだわるメリットは下記のとおりです。

・外観がおしゃれで気分が上がる
・色によっては機能性が上がる

自分が住んでいる家の外観がおしゃれになると気分が良くなり、気持ち良く毎日を過ごせるのではないでしょうか。

また色によっては機能性が上がるケースもあります。

例えばホワイト(白)は遮熱性が高く、色あせにも強いという特徴があります。

またブラック(黒)は汚れが目立ちにくく、頻繁にメンテナンスしなくてもキレイな外観を保ちやすいです。

外壁の色選びにこだわるデメリット

外壁の色選びにこだわるデメリットもご紹介します。

・色の好みによってはイメージどおりのカラーに出会いにくい
・既存外壁への塗装は手間とコストがかかる
・個性的な色合いだと周囲の住宅から浮いて見えやすい

「どうしてもこの色が良い」
「外壁はビビッドな印象にしたい」

このような強いこだわりがある場合、理想通りの色を出すのが難しい可能性がでてきます。

明るいブルー(青)やピンク色など、個性的な色を採用すると、周辺の住宅環境から浮いて
見える可能性も無視できません。

既存の外壁に塗装する場合は、ある程度の時間とお金も必要です。

ガルバリウム鋼板のカラーバリエーション

ガルバリウム鋼板のカラーバリエーションを紹介します。

・ブラック(黒)系
・ホワイト(白)系
・グレー(灰色)系
・シルバー(銀)系
・グリーン(緑)、ブルー(青)系
・ツートンカラー(2色使い)

人気の高いブラック・ホワイトのほかにも、ガルバリウム鋼板の外壁の色は多くの種類があります。

選ぶ色によって家の印象がかわるだけではなく、機能面にも違いが出ます。

それぞれの色の特徴をチェックしながら、採用するならどの色か考えてみるのもおすすめです。

ブラック(黒)系

ガルバリウム鋼板の外壁の色で一番人気なのがブラック(黒)系です。

真っ黒のブラックカラーはもちろん、暗めのグレーやブラウンなど落ち着いた色合いもあります。

濃いブラックであれば高級感や重厚感があり、外壁に採用するとスタイリッシュな印象になります。

またブラウンカラーは無難な色なので、外壁の色で個性を求めていないという方にもぴったりです。

ホワイト(白)系

ホワイト(白)系も、外壁で人気の色です。

白系は光を吸収しにくく、熱を蓄えにくい色なので、素材のデメリットを抑えられるのも特徴です。

一方デメリットとしては「汚れが目立ちやすい」ことが挙げられます。

しかし、汚れに気づいた時に手入れしやすいというメリットもあります。

グレー(灰色)系

外壁の汚れが目立たないようにしたい人にはグレー(灰色)がおすすめです。

ブラックとホワイトの中間色なので、両色の良いとこ取りが叶うのがグレーの特徴です。

グレーは色の濃淡でバリエーションがあるので、好みの色を探してみてください。

シルバー(銀)系

メタリックな雰囲気が好みという方はシルバー(銀)を検討しても良いでしょう。

ただし、光沢のあるシルバーは安っぽくチープな印象になりがちなので注意が必要です。

外観のデザインに左右されるので、採用する場合は慎重に考えるのがおすすめです。

グリーン(緑)・ブルー(青)系

外壁の色にこだわりがあり、他の家と被りたくないという方は、グリーン(緑)・ブルー(青)といったカラーもあります。

グリーンやブルーの外壁は、海外の住宅のようでおしゃれです。

ただし色の濃淡によって印象が大きく異なったり周囲の景観から浮いたりするリスクもあるため、採用するかは慎重に検討することをおすすめします。

ツートンカラー(2色使い)

「ガルバリウム鋼板の外壁を1色には決められない」
「部分的に色を変えたい」

このように考えている方には、ツートンカラー(2色使い)もおすすめです。

ブラックとネイビー、ブラックとグレーなど濃い色を組み合わせる方法は定番です。

ネイビーとホワイトなど、暗い色をベースに明るい色をアクセントとして取り入れる方法もおしゃれに仕上がります。

外壁の色選びで注意するポイント

外壁の色選びで注意するポイントは下記のとおりです。

・周囲の家と浮いた色になっていないか
・傷や汚れが目立たない色になっているか
・屋根やドアの色と調和しているか

どういうことか、一つずつ解説します。

周囲の家と浮いた色になっていないか

好きな色を採用したいあまり、周囲の住環境から浮いてしまわないか注意が必要です。

あまりに派手だったり奇抜だったりする色や組み合わせは、トラブルの元になりかねません。

周囲の家の色と比べながら、外壁の色を検討しましょう。

傷や汚れが目立たない色になっているか

自然災害や経年劣化によって傷や汚れがつくのは仕方がないことです。

しかし、外壁の色選びによって傷や汚れを目立たなくすることもできます。

ホワイトやブラックなどの単色は汚れが目立ちやすいです。

傷や汚れを目立たせたくない方は、グレー、シルバー、ブラウンなどの中間色を選ぶことをおすすめします。

屋根やドアの色と調和しているか

外壁の色を選ぶときは、屋根やドアの色とマッチしそうかイメージしてみましょう。

外壁の色と屋根やドアの色が合っていないと、チグハグでおしゃれに見えません。

屋根やドアなども外観を決める要因のひとつなので、相性を考えることが大切です。

外壁(ガルバリウム鋼板)の色選びでよくある疑問

ガルバリウム鋼板の外壁の色選びでよくある疑問を紹介します。

・ガルバリウム鋼板の外壁で色あせが目立ちにくい色は?
・おすすめの色の組み合わせは?
・外壁(ガルバリウム鋼板)の色選びで失敗しないために注意することは?

どういうことか、一つずつ解説します。

ガルバリウム鋼板の外壁で色あせが目立ちにくい色は?

ガルバリウム鋼板の外壁で色あせが目立ちにくいのは中間色です。

中間色とは、グレー、シルバー、ブラウンなどのことを指します。

ブラックやホワイトは汚れがついてしまうと目立ちやすいというデメリットがありますが、中間色のグレー、シルバー、ブラウンならその心配はありません。

おすすめの色の組み合わせは?

「ガルバリウム鋼板の外壁で色を組み合わせたい」という方にも中間色はおすすめです。

中間色は外壁に付いた汚れが目立ちにくくなるだけではなく、周りの環境にも調和しやすいからです。

外壁(ガルバリウム鋼板)の色選びで失敗しないために注意することは?

ガルバリウム鋼板の外壁の色選びで失敗しないためには、注意したい3つのポイントがあります。

・周りの家と比べて浮いてしまうような色になっていないか
・外壁の汚れが目立ちやすい色になっていないか
・色あせが目立ちやすい色になっていないか

外壁の色で迷っている方は、メンテナンスの手間がかからない中間色が無難です。

中間色にも種類があるので、詳細は専門業者へ相談してみるのもおすすめです。

外壁(ガルバリウム鋼板)の色は中間色がおすすめ

ガルバリウム鋼板の外壁は耐熱性の高さ、耐用年数の長さに優れています。

その中でもブラックやホワイトの人気が高いことがわかりました。

遮熱性やメンテナンスの手間などを考慮すると、グレー、シルバー、ブラウンなどの中間色がおすすめです。

中間色といっても色の濃淡やトーンによってバリエーションが豊富にあります。

また、カタログと実際の外壁の色は微妙に異なります。

外壁の色選びで失敗したくない方、後悔したくない方は、専門業者と相談のうえ決めるのがおすすめです。

 

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この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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