「ガルバリウム鋼板の外壁を採用したいと思っている」
「でも10年後、20年後のメンテナンスはどうなるのだろう?」
耐用年数が長くてデザイン性も高いため、ガルバリウム鋼板の外壁は人気です。
本記事では、ガルバリウム鋼板の外壁を採用して10年後、20年後にどうなるのか、少しでも長持ちさせるにはどうしたら良いのかご紹介します。
ガルバリウム鋼板の外壁を長持ちさせるためのポイントや、注意したい周辺環境についての情報も紹介しています。
長期的な目線でガルバリウム鋼板の外壁はどうなのか判断したい方は、ぜひご一読ください。
目次
ガルバリウム鋼板の耐用年数は20〜30年が目安とされています。
建材や住宅には耐用年数と耐久年数という言葉があります。
耐用年数は各メーカーによる判断のもので、耐久年数は法的に定められたものです。
しかし実際には、10年ごろから少し外壁に変化があらわれてきます。
目視で確認したり定期的に適切なメンテナンスを行ったりすることが、外壁を長持ちさせるために必要です。
そこでガルバリウム鋼板の外壁を採用した場合、10年ごとに気をつけておきたいチェックポイントを紹介します。
10年後のガルバリウム鋼板の外壁は、色あせが目立ってくる可能性があります。
色あせの具合は、家が建っている環境のほか、採用した外壁の色によっても異なります。
ブラックやネイビーなどの濃い色は色あせしやすく、ホワイトなど淡い色は色あせしにくいです。
新築や改築した10年後は、家の設備を見直す目安となる区切りのタイミングです。
目視での確認や、業者への相談を行うことをおすすめします。
20年後のガルバリウム鋼板の外壁は、色あせや汚れ、雨垂れなどが目立ちやすくなります。
外壁を長持ちさせるためのメンテナンスを実施するのに良いタイミングです。
汚れや雨垂れをそのまま放置しておくと、サビが侵食するなどのリスクが高まります。
外観の良さを保つのはもちろん、家の保護機能を守るためにも塗り替えを検討したい時期です。
塗り替えを決めた方はもちろん、塗り替えるべきかどうか迷っている方も業者へ相談してみましょう。
30年後のガルバリウム鋼板の外壁はメンテナンスが必要です。
新築・改築後に一度もメンテナンスを行っていない場合、速やかに業者へ相談することをおすすめします。
色あせ、汚れ、雨垂れが目立ちやすくなるほか、全体的にくすみが出て、部分的なサビも目立ってくる時期です。
業者による適切なメンテナンス(塗り替えなど)を行うと、見た目も美しくより外壁が長持ちします。
ガルバリウム鋼板の耐用年数は20〜30年とお伝えしましたが、周辺環境によっては早くに寿命を迎える可能性があります。
・海が近い地域
・粉塵が飛来する地域
・落葉樹が多い地域
・雨があたりにくい場所
上記の条件に当てはまる方は注意が必要です。
各ポイントについて詳しく見てみましょう。
ガルバリウム鋼板は金属なので、塩害を受けることがあります。
海風が強い地域や海岸近くに建つ建物は、ガルバリウム鋼板の劣化が進みやすくなります。
海に近い地域にお住まいの方は、20〜30年を待たず早めに塗り替えなどのメンテナンスを検討しましょう。
学校のグラウンドの砂埃や、工場などから飛来する粉塵にも注意が必要です。
粉塵にはガルバリウム鋼板の腐食を促進する成分が含まれていることがあります。
粉塵が多い場所にお住まいの方は、こまめに外壁の粉塵を洗い流したり早めの塗り替えを検討したりしましょう。
自宅や周辺に落葉樹が多い場合は注意が必要です。
木片や落ち葉が外壁につきやすい場所では、ガルバリウム鋼板の腐食が進みやすくなるためです。
できるだけ、屋根や外壁に木片や落ち葉が触れないようにこまめに掃除をすると良いでしょう。
ホースを使って水を流すのもおすすめです。
雨が当たりにくい場所も、ガルバリウム鋼板の外壁は劣化が進みやすいです。
雨が当たらないと、外壁についた埃がそのままになり、洗い流されないからです。
バルコニーの下や玄関周りなど、屋根がついている場所はサビやすくなります。
このような場所は定期的に水を使って掃除するなどメンテナンスを心がけましょう。
ガルバリウム鋼板の外壁を長持ちさせる方法をお伝えします。
・外壁を目視で確認する
・外壁に水をかける
・小さなことでも業者に相談する
こまめに上記の内容を実施して、ガルバリウム鋼板の外壁の寿命を延ばしましょう。
外壁のメンテナンスを行う前に、現状を把握することが重要です。
全体的な色あせがないか、部分的な色のムラがでていないか確認しましょう。
雨が当たりにくい場所や落ち葉が当たりやすい場所は特に、サビが発生しやすいので確認が重要です。
強風や台風など自然災害の後には、広範囲でキズやヘコミがないかも確認しましょう。
自宅が海に近かったり工場・学校に近かったりする立地の場合は、外壁に水をかけてメンテナンスしましょう。
外壁についた塩や粉塵を洗い流すと、ガルバリウム鋼板が長持ちします。
頻度を決めて行うのもおすすめです。
雨が少ない時期は少し水かけの頻度をあげることをおすすめします。
ガルバリウム鋼板の外壁を長持ちさせる秘訣は、気になった事があればすぐ業者へ相談することです。
目視での確認や水をかけるセルフメンテナンスも重要です。
しかし高い場所や死角になる場所の確認は、ご自身では難しいこともあります。
気になった事があったり自分ではメンテナンスが難しい部分の対応を依頼したりしたい場合は、業者に連絡をとってみましょう。
外壁としての機能性や注意点を把握するためにも、ガルバリウム鋼板についてのメリット・デメリットを把握することは重要です。
ガルバリウム鋼板を適切なタイミングでメンテナンスを行うと、20〜30年は持つと言われています。
他にどのような魅力や注意点があるのか、詳しく見てみましょう。
ガルバリウム鋼板は、サビに強く耐用年数が長いことで知られています。
ガルバリウム鋼板は軽い素材なので建物への負荷が少なく、地震が起こったときに揺れによる損傷を抑えやすいです。
また遮熱性にも優れており、暮らしやすさを重視する方にもぴったりです。
人気のガルバリウム鋼板にもデメリットはあります。
まず施工するときの費用が高いです。
外壁塗装と比較すると3~5倍の価格帯となります。
しかし20〜30年は持つため、長い目でみるとお得です。
またガルバリウム鋼板は錆に強いですが、発生を完全に防ぐことはできません。
立地や周辺の環境を把握して、こまめなメンテナンスを行うことで錆の発生を防げます。
また塗装よりカラーバリエーションが少ないとも言われていますが、ブラック、ホワイト、シルバー、グレーなどの定番色は充実しています。
ガルバリウム鋼板の外壁は、20〜30年がメンテナンスの目安です。
正しいメンテナンスを行うことで、20年後も快適に過ごせることが分かりました。
ただし、ご自宅の周辺環境によっては耐用年数が短くなる場合があるので注意が必要です。
長持ちのコツは、外壁を目視で確認したりこまめに水をかけたりするなど、こまめなメンテナンスを実施することです。
小さなことでも気になった事があれば、業者に相談することをおすすめします。
大切な自宅を長持ちさせるために、プロである業者の知恵と技術を借りることは重要です。
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