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外壁カバー工法で活用できる補助金や助成金は?詳細や申請方法を解説

2022.11.25 Fri


「外壁カバー工法の施工に使える補助金や助成金はある?」
「受け取りに必要な条件はどんなものがある?」

外壁カバー工法は高額な施工費がかかる工事です。
補助金や助成金を利用して費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。

この記事では、外壁カバー工法で利用できる補助金や助成金の条件や申請手順を紹介します。
申請の条件を満たせば利用は可能なので、外壁カバー工法を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

外壁カバー工法には自治体の補助金・助成金が利用できる

全国の自治体には、住宅リフォームにかかる費用を一部負担してくれる「補助金」や「助成金」制度があります。
補助金や助成金は返済する必要がない制度です。

外壁カバー工法は「外壁の改修工事」に該当します。
自治体の制度で外壁の改修工事が対象になっている場合は、補助金や助成金を利用できる可能性があります。

ただし、申請できる条件は自治体ごとで異なります。
条件によっては外壁カバー工法で利用できないこともあるので、住んでいる自治体のホームページから詳細を確認しておきましょう。

外壁カバー工法で補助金・助成金を受け取るための条件は?

外壁カバー工法で補助金・助成金を利用できる地域でも、条件を満たさないと申請はできません。
自治体ごとに共通する項目も多いので「申請」と「施工」に関する条件を以下で確認してみてください。

詳しい条件については、各自治体のホームページをチェックしましょう。

申請に関する条件

補助金や助成金を申請するには、申請者に対する条件を満たさなければなりません。
各自治体で主に共通している条件は、以下のとおりです。
自分に当てはまるか確認してみてください。

・市内に住んでいる
・税金を滞納していない
・申請者が建物の所有者
・申請対象の工事内容

税金の滞納さえなければ、基本的に申請可能です。
所得制限があったり賃貸物件でも所有者の許可があれば申請できたりと、細かい条件が設けられていることもあります。
申請者が殺到すると打ち切るケースもあるため、工事予定がある方は早めに自治体へ問い合わせましょう。

施工に関する条件

自治体の補助金や助成金を利用する場合、地域内で活動する施工業者への依頼を申請条件としているケースが大半です。
中には、施工業者を自ら選べず、自治体から指定された協力業者が対応することもあります。
どのような業者を紹介されるかわからず、打ち合わせや工事に不安が募ることもあるでしょう。
しかし、自治体から選ばれている協力業者なので、一定以上の信頼を得ていることは確かです。

また、工事費用が一定の金額を超えることも条件です。
業者から見積もりを受け取ったら、金額が条件を満たしているか確認しましょう。
足場の設置費用も条件に含まれるケースが多いので、あまり厳しい条件にはならないはずです。
対象の工事内容に外壁カバー工法が記載されていない場合は、窓口や電話で確認してみましょう。

外壁カバー工法で補助金・助成金を受け取る手順

外壁カバー工法で補助金・助成金を受け取るには、正しい手順で申請する必要があります。
大まかな手順は以下のとおりです。

・工事前に自治体へ申請する
・工事中の様子を写真に収める
・報告書を提出する
・補助金・助成金が送金される

それぞれの内容を解説します。

工事前に自治体へ申請する

補助金や助成金を受け取る場合は、まず自治体に申請しましょう。
申請書は、工事前に提出する必要があります。
申請に必要な書類を確認し、工事前に提出しましょう。

注意点は、申請したとしても必ず受け取れるとは限らないことです。
もし自ら業者を探す場合は、補助金を活用したいと伝えてから手続きを進めてください。
理解のある業者であれば、申請の流れを見ながら対応してもらえます。

工事中の様子を写真に収める

助成金や補助金の受け取りには、原則「施工前」「施工中」「施工後」の写真を提出する必要があります。
どのような写真が適しているのかわからない場合は、自治体に問い合わせてみてください。

外壁は地上からの撮影では詳細がわかりにくいので、業者の協力を仰ぎながら施工写真を撮影していきましょう。
補助金や助成金の申請を複数回こなしている業者であれば、最適な写真撮影をしてくれます。

報告書を提出する

工事が終わったら、撮影した写真を添えて自治体へ報告書を提出しましょう。
調査員がチェックするケースもあるため、細かく内容をまとめるのがポイントです。

施工業者によっては、無償、有償で報告書を作成してくれるケースもあります。
自分で作成するのが難しい場合は、相談してみるといいでしょう。

補助金・助成金が送金される

書類に不備がなければ、承認後数か月以内に送金が行われます。

受け取り方法は自治体によって異なりますが、通常は自身の銀行口座か施工業者へ直接支払われます。
どの口座に対して支払われるのか、事前にしっかり確認しておきましょう。

外壁カバー工法の施工で受け取れる補助金・助成金の例

自治体によって費用の上限や工事対象は異なります。
ここでは、首都圏近郊の自治体が実施している、補助金、助成金制度の一例を紹介します。

・住宅簡易改修支援事業
・住宅リフォーム資金助成
・旭市住宅リフォーム補助事業

各自治体の内容を参考にしてみてください。

東京都渋谷区|住宅簡易改修支援事業

東京都渋谷区では、屋根や外壁などの外装工事に該当すると「住宅簡易回収支援事業」が適用できます。

「住宅簡易回収支援事業」は、施工金額の20%、上限10万円までの工事費用を、自治体が負担してくれる制度です。
申請できるのは、以下の条件を満たす場合です。

・渋谷区に住民登録している
・対象住宅の所有者、配偶者、所有者の親か子
・対象住宅に住んでいる
・建築基準法に基づいた建物である
・この助成金を受けたことがない

ただし、依頼先を自由に選ぶことはできません。
制度を利用する場合、自治体に指定された施工業者が対応します。
補助金は協力業者に直接支払われるので、覚えておきましょう。

東京都目黒区|住宅リフォーム資金助成

「住宅リフォーム支援助成」は目黒区民を対象に、リフォーム工事の一部を助成してくれる制度です。
この制度では、施工金額の10%、上限10万円までの工事費用を負担してくれます。
パンフレット配布や申請受付は期間が設けられているので、随時ホームページをチェックするといいでしょう。

対象とならない工事内容があるので、以下で簡単にまとめました。

・目黒区外で活動する業者が施工する
・すでに工事をしている
・家屋以外の箇所
・分譲マンションや共同住宅の共用部
・工事金額が税抜き20万未満

この助成金を受けたことがある場合は、原則受け取った年の翌年から5年間は申請できません。
5年の期間を過ぎた場合は、また申請できる場合があります。

千葉県旭市|旭市住宅リフォーム補助事業

千葉県旭市では、住宅の機能向上を目的とするリフォーム工事全般に対して工事費用の一部を負担しています。

「旭市住宅リフォーム補助事業」は施工金額の10%、上限20万円までが支給される制度です。
支給条件は、以下のとおりです。

・旭市民が住んでいる住宅
・税金関係を滞納していない
・市内の施工業者を利用する
・工事費用が20万円以上

なお、申込者が多い場合は、抽選によって対象者が選ばれます。
利用を検討している場合は、早めに申請しましょう。
また、旭市住宅リフォーム補助事業は、屋根の葺き替えや雨樋の交換などにも使える制度です。

補助金や助成金を活用して賢く外壁カバー工法を依頼しよう


外壁カバー工法の施工にかかる費用は安くありません。
住んでいる自治体に補助金や助成金の制度がある場合、うまく活用すればお得にリフォームできる可能性もあります。

自治体や業者が制度について教えてくれるとは限らないので、工事を依頼する前に自ら調べておくのがおすすめです。
申請できる条件に該当するか、まずは自治体のホームページでチェックしてみるといいでしょう。

なお「Wall the best」では、補助金や助成金を利用した工事にも対応しているので、近隣にお住まいの方はぜひ一度お問い合わせください。

 

■関連リンク

外壁カバー工法とは?メリットやデメリット、施工方法を解説

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この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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