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外壁カバー工法の費用相場は?外壁材や施工方法別の費用をご紹介

2022.11.23 Wed


「外壁カバー工法を施工した場合の費用はどれくらい?」
「費用を安く抑える方法が知りたい」

外壁カバー工法の依頼を検討している方は、上記のような情報を知りたい方も多いと思います。

外壁カバー工法は、どの外壁材を使用するかによって費用も変動する工事です。
それぞれの相場を把握しておくことで、あらかじめ大まかな予算が組めるでしょう。

この記事では、外壁カバー工法にかかる費用を外壁材ごとで紹介します。
費用を抑える方法も紹介しているので、外壁カバー工法を検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。

一般住宅における外壁カバー工法の費用相場

一般的な大きさの住宅で外壁カバー工法を施工した場合、費用相場は130~220万円ほどです。
素材や施工方法によって費用は大きく異なるため、予算や環境と相談して内容を決めるといいでしょう。

使う色を増やしたり、複数の柄を合わせたりしても費用は変動します。
安い素材を使用すれば費用は大きく抑えられますが、耐久性やデザイン性を重視することも大切です。
費用はかかっても、将来的なメンテナンスの手間が少なく、見た目のいい素材を選ぶと納得のいく工事ができるでしょう。

素材別に見る外壁カバー工法の費用相場

外壁カバー工法の施工にかかる費用は、使用する素材によっても変わります。
代表的な外壁材は、以下のとおりです。

・金属系サイディング
・窯業系サイディング
・樹脂系サイディング
・木質系サイディング

それぞれの費用相場を紹介します。
素材の特徴も確認して、自宅に合うのはどれか確認しましょう。

金属系サイディング

外壁カバー工法で使われる素材は金属系サイディングが主流です。
金属系サイディングにも種類があり、「ガルバリウム鋼板」や「アルミ」が一般的に使われています。
金属系サイディングの費用相場は1平方メートルあたり3,000円~1万1,000円ほどです。

アルミは、ガルバリウム鋼板が普及する前によく使われていました。
耐久力のある素材ですが、費用対効果を重視する場合は、耐久性とコストのバランスのよいガルバリウム鋼板がおすすめです。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは高いデザイン性が特徴で、新築時にもよく使われている素材です。
セメント材を中心に作られており、耐震性・耐防火性に優れています。
窯業系サイディングを使った外壁カバー工法にかかる費用相場は、1平方メートルあたり4,000~5,000円ほどです。

金属系サイディングよりも安価な反面、外壁カバー工法に使用するのはおすすめできません。
重さのある素材のため、カバー工法をすると外壁が重くなり、地震で揺れやすくなるためです。
外壁カバー工法に窯業系サイディングを使いたい場合は、一度業者へ相談してみましょう。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは凍害や衝撃に強い素材です。
軽量な素材のため、外壁に負担がかかりにくい特徴を持ちます。
また、加工がしやすく、全体の施工費用を抑えられるメリットもあります。
費用相場は1平方メートルあたり6,000円~1万円ほどです。

外壁カバー工法に使いやすい素材ですが、日本で主流ではないため、あまり流通していません。
さらに、季節によって材質が変化するため、施工できる業者も限られています。
ほかの素材と比べて断熱性も低いことから、ほかの外壁材も検討したほうがいいでしょう。

木質系サイディング

木質系サイディングは、ほかの素材にはない独特な外観が作れます。
費用相場は1平方メートルあたり6,000円~1万円ほどです。

木質系サイディングは、ログハウスのような外観にしたい場合に向いています。
しかし、経年劣化の影響を受けやすいため、メンテナンスの手間や可燃性を考えるとあまりおすすめはできない素材です。

施工方法別に見る外壁カバー工法の費用相場

外壁カバー工法にかかる費用は、施工方法によっても異なります。
外壁材の形状には「縦張り」と「横張り」があります。
サイディングを縦に張るか横に張るかで呼び方が異なるのです。

それぞれの費用相場と特徴を解説します。

横張りサイディング

サイディングの形状は横張りが一般的です。
下から上に張っていくため、1人の職人で施工できます。

相場は通常と変わらず、金属系サイディングで1平方メートルあたり3,000円~1万1,000円です。
横張りサイディングの場合、胴縁は縦方向に取り付けます。
空気が下から上に流れていくので、通気性に優れた施工方法です。

縦張りサイディング

縦張りサイディングは上下で連携した作業を行うため、最低2人の職人が必要です。
人件費がかかる分、施工単価は横張りと比べて高くなります。

ただし、縦ハゼ張りの場合は通常の縦張りよりも費用を抑えられます。
板金工職人が自ら加工して張るケースの縦ハゼ張りは、断熱材や柄がないため、価格が安くなるのです。

縦張りはシンプルなデザインが多く、2色使いをしたり材質を変えたりしないと、味気ない仕上がりになりがちです。
縦張りを希望する場合は、業者とデザインや費用を事前に打ち合わせしておきましょう。

外壁カバー工法の施工費用を抑えるポイント

外壁材や施工方法などで外壁カバー工法にかかる費用は変動します。
少しでも費用を抑えたい場合は、以下の方法を試してみましょう。

・安価な素材でお願いする
・相見積もりをする
・助成金を活用する

それぞれの内容を解説します。
うまく活用できれば、費用を抑えられた分グレードの高い工事を依頼できるでしょう。

安価な素材でお願いする

予算が限られている場合は、安価な素材で施工をお願いしてみましょう。
窯業系サイディングは素材単価が安く、採用すれば施工費用を抑えやすくなります。

また、将来的なメンテナンス費用まで考慮する場合は、金属系サイディングのガルバリウム鋼板を採用するとよいでしょう。
ガルバリウム鋼板は、適切なメンテナンスを繰り返すことで、長い期間使い続けられる素材です。
金属系サイディングの中では安価な部類に入るので、ぜひ選択肢に入れてみてください。

相見積もりをする

少しでも費用を抑えられる業者を見つけたい場合は、相見積もりを活用しましょう。
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを受け取ることです。
同じような施工内容でも、業者によって提示する金額は異なります。

相見積もりをすれば適正金額を把握できるので、業者選びの手段として活用してみるといいでしょう。
ただし、見積もりを受け取りすぎると情報整理が難しくなるので、依頼するのは2社ほどに留めておくのがおすすめです。
比較する際は金額だけでなく、担当者の人柄や施工実績もチェックしておきましょう。

助成金を活用する

住んでいる自治体に「外壁改修工事」の助成金がある場合は、外壁カバー工法に使える場合があります。
条件を満たすと申請できるので、自身が対象か自治体のホームページや窓口で確認してみてください。

代表的な助成金の条件を紹介します。

・対象住宅の所有者であること
・対象住宅に住んでいること
・税金の滞納がないこと
・助成金の利用が初めてであること
・対象地域に住民票の登録をしていること
・助成金の併用をしていないこと

自治体によって条件が異なるので、正確な内容は必ず別途確認しましょう。
助成金について詳しい業者もいるので、利用を検討している場合は見積もりの段階で伝えておくとスムーズです。

費用相場を把握してから外壁カバー工法を依頼しよう


使用する素材や施工方法によって外壁カバー工法にかかる費用は異なります。
安い素材を使うと費用を抑えられる反面、メンテナンス頻度が高かったり長持ちしにくかったりする場合があります。
将来的に考えて、外壁カバー工法には金属系サイディングのガルバリウム鋼板がおすすめです。

なお「Wall the best」は、金属系サイディングを使用した外壁カバー工法の施工に特化しています。
建築板金業者が丁寧に対応するので、外壁リフォームについてお困りごとがある方はお問い合わせください。

 

■関連リンク

外壁カバー工法とは?メリットやデメリット、施工方法を解説

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この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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