「アルミサイディングへリフォームする場合の費用相場を知りたい」
「外壁リフォームはできるだけ費用を抑えて実施したい」
アルミサイディングは耐久性が高く軽量なため、外壁リフォームの素材として近年注目を集めています。
しかし、アルミサイディングへのリフォームは高額になりやすいため、事前に相場を知りたい方もいるのではないでしょうか。
本記事では、アルミサイディングのカバー工法について、費用相場やコストを抑える方法について解説します。
業者選びのポイントについても紹介しますので、外壁リフォーム検討中の方はぜひご一読ください。
目次
リフォーム工事は高額になる場合が多いため、業者へ相談する前に費用相場を把握しておく必要があります。
アルミサイディングへリフォームする際の費用相場は、以下の通りです。
・カバー工法(重ね張り):120~400万円程度
・張り替え:140~400万円程度
ただし外壁リフォームの費用は、現場周辺の環境や足場設置の有無など、さまざまな条件により大きく異なります。
上記費用はあくまでも目安として、詳しい費用が知りたい場合は業者への見積もり依頼が必要です。
アルミサイディングは他の外壁材と比較して高額になりやすいです。
「できるだけ費用を抑えたい」という方もいるのではないでしょうか。
外壁リフォームの費用を抑えるのに効果的な方法は、以下の3つです。
・屋根のメンテナンスと同時に施工する
・相見積もりを取る
・信頼感のある建築板金業者を選ぶ
費用を抑える方法を知り、賢くリフォームを実施しましょう。
外壁リフォームは、屋根のメンテナンス工事を同時に実施することで費用を抑えられます。
外壁と屋根の工事は、どちらも足場を設置するケースが多いため、工事費用の他に足場費用が別途発生しやすいです。
足場費用の相場は10〜30万円と、決して安いものではありません。
外壁と屋根の工事を同時に行えば足場を組むのは1回だけなので、足場費用を1回分節約できます。
近々屋根のメンテナンスを実施する予定の場合は、工事を同時に実施するのがおすすめです。
価格をできるだけ抑えたい場合は相見積もりを取るのもおすすめです。
相見積もりを取ることで適正価格を把握できます。
複数の業者に見積もりを依頼することで、価格だけではなく工事内容が適切かどうかも判断できます。
ただし相見積もりは多ければ多い方が良いというものではなく、2社程度がおすすめです。
相見積もりではもっとも安価なところを選ぶのではなく、説明の丁寧さや人柄も含め選ぶとよい業者に出会えるでしょう。
外壁リフォーム業者のなかには悪徳業者も存在します。
悪徳業者に工事を依頼してしまうと、不具合が直らなかったり法外な費用を請求されたりといったトラブルが発生する場合があります。
できるだけ費用を抑えつつ安心して工事を依頼したい場合は、信頼感のある建築板金業者を選ぶことが大切です。
どのように信頼できる業者を選ぶべきか解説します。
アルミサイディングへのリフォームは、業者選びが非常に重要です。
業者選びで失敗すると、高額請求や施工不良など思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
信頼できる業者を選ぶポイントは、以下の5つです。
・建築板金業者に依頼する
・建設業許可を得ているか確認する
・リフォームパートナー協議会に加盟しているか確認する
・国家資格を取得している職人が在籍しているか確認する
・地元で長年営業している業者か確認する
上記5つの条件を満たしている業者は、信頼できる業者である可能性が高いです。
外壁をアルミサイディングへリフォームする場合は、建築板金業者への依頼がおすすめです。
外壁リフォームは工務店やハウスメーカー、リフォーム会社などでも対応してもらえます。
しかし工務店やハウスメーカーは、金属外壁材を扱える自社職人がいないケースがほとんどです。
自社職人がいなければ仲介手数料が発生してしまうため修理代が高額になります。
アルミサイディングへのリフォームは、専門家である建築板金業者への依頼がおすすめです。
建設業許可とは、建設業を営む際に必要となる許可のことです。
建設業者は原則、建設業許可の取得が必要です。
しかし500万円未満の軽微な建設工事においては取得の義務はありません。
外壁リフォーム工事は1件の工事費用が500万円未満であることも多いため、建設業許可を得ていない業者も存在します。
建設業許可を得るためには、以下の要件を満たす必要があります。
・経営業務の管理を適正に行える管理責任者等の設置
・専任技術者の設置
・誠実性
・財産的基礎を有している
・破産者や暴力団員であるなど欠格要件に該当しない
建設業許可を得ていない業者すべてが悪徳業者ではありません。
しかし建設業許可を得ている業者の方が厳格な要件を満たしているため、安心感があります。
業者選びの際は、建設業許可の有無を参考に業者を探しましょう。
建設業許可の有無は、国土交通省が提供している建設業者検索システムから調べられます。
外壁リフォームの業者選びでは、リフォームパートナー協議会に加盟しているか確認するのもおすすめです。
リフォームパートナー協議会とは、リフォーム事業の健全な発達や技術向上を目的とした社団法人です。
リフォームパートナー協議会に加盟している業者は、わかりやすい見積書の作成やリフォームの提案などの講習を受けています。
そのため加盟業者は加盟していない業者に比べ、丁寧でわかりやすい対応が期待できます。
リフォームパートナー協議会に加盟しているかどうかは、協議会の公式ページから確認できるためぜひチェックしてください。
施工不良トラブルを回避するなら、国家資格を取得している職人が在籍している業者がおすすめです。
外壁リフォーム業者を選ぶ際は、建築板金技能士・建築士・施工管理技士など国家資格を取得した職人の有無を確認しましょう。
外壁リフォームは資格がなくても請け負えます。
とはいえ、資格がない職人よりも国家資格を取得している職人の方が安心して工事を依頼しやすいです。
なおWall the best(運営:ウチノ板金)には、建築板金技能士や施工管理技士といった国家資格を取得している職人が在籍しています。
外壁リフォームは、地元で長年営業している業者へ依頼するのもおすすめです。
地元の業者であれば、トラブルが発生したときにすぐ駆けつけてもらえます。
軽微な不具合やなにか不安なことがあった場合も、身近にいるため相談がしやすいでしょう。
しかし大手業者に比べ、地元の小さな業者は倒産や廃業のリスクがあります。
最近できた業者よりも、地元で長年営業している老舗業者の方が安心です。
アルミサイディングはカバー工法に適した外壁材です。
しかし既存の外壁材や劣化状況によっては、アルミサイディングのカバー工法ができない場合があります。
アルミサイディングをカバー工法できない条件は、以下の通りです。
・外壁が劣化している場合
・カバー工法を行えない建物の場合
・ALC外壁の場合
上記の場合はアルミサイディングにカバー工法を行えないため、他の方法でリフォームを検討する必要があります。
外壁の劣化状況によってはカバー工法でリフォームできません。
以下の状態であればカバー工法ではなく張り替えが適しています。
・外壁内部の下地まで劣化している
・外壁そのものが傷んでいる
・傷や凹み、欠け、割れなど損傷が激しい
素人が目視で判断するのは非常に難しいです。
アルミサイディングのカバー工法を検討している場合は、建築板金業者に現地調査を依頼することをおすすめします。
劣化の状況だけではなく、建物によってカバー工法ができない場合もあります。
「高層階がある」
「耐火構造の基準がある」
このような建物は、火災による被害を防ぐための要件が法律で定められているため、カバー工法を行えません。
集合住宅や商業地域にある建物は、カバー工法で施工できない可能性があります。
現在のALC外壁を使用している場合は、アルミサイディングのカバー工法はできません。
ALC外壁とは、軽量気泡コンクリートとも呼ばれるコンクリート外壁材です。
ALC外壁はコンクリートといっても非常に軽量であり、重量は通常のコンクリートの1/4程度しかありません。
そのため強度の問題から、既存外壁がALC外壁の場合はアルミサイディングを上から張り付ける(カバー工法を行う)ことができません。
今回はアルミサイディングのカバー工法について、費用相場やコストを抑える方法について解説しました。
アルミサイディングは軽量なため、カバー工法に適した外壁材です。
ただし劣化の状況や建物、既存の外壁によってはカバー工法ができない場合もあります。
アルミサイディングをはじめとする金属外壁材へのリフォームを検討する場合は、建築板金業者へ相談するとよいでしょう。
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