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ニチハの金属系サイディング「センターサイディング」の特徴を解説します

2023.05.03 Wed

「金属系サイディングを検討しているがニチハってどうなの?」
「ニチハの金属系サイディングにはどのような種類があるの?」

こういった悩みをお持ちの方に本記事では下記の内容について解説しています。

・ニチハとは?
・ニチハの金属系サイディングとは?
・ニチハの金属系サイディングの種類と特徴
・ニチハの金属系サイディングのよくある質問

ニチハ製の金属系サイディングについて検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

金属系サイディングも取り扱っている「ニチハ」とは?

ニチハとは外装材のメーカーの名称です。

独自の成型技術でつくるリアルな質感の外装材や、「次世代インクジェット」という従来の塗装では表現できなかった質感の外装材を製造、販売しています。

ニチハは金属系サイディングも製造しており、シャープな美しさと性能を兼ね備えています。

外装材メーカーの中でも人気の高いメーカーです。

金属系サイディングの特徴

金属系サイディングを活用すれば、重厚感のある落ちついた雰囲気の住宅にできます。

サイディングとは建物の外部に張る材料のことです。

金属系サイディングは金属でできているサイディングのことです。

表面の金属にはガルバリウムやアルミといった素材の製品があります。

また、金属系サイディングは軽量であり断熱性能が高いうえに耐久性が高いという特徴も持ち合わせています。

ニチハで取り扱っている主な金属系サイディング

ニチハが製造、販売している金属系サイディングは「センターサイディング」というシリーズです。

「センターサイディング」は軽量で耐久性が高い商品です。

表面には紫外線に強い塗装が施され、経年による劣化に強さを発揮してくれます。

ニチハ「センターサイディング」の特徴

ニチハ「センターサイディング」の特徴について解説します。

「センターサイディング」には多くの特徴がありますが、下記の内容に絞って解説します。

・耐久性、断熱性能に優れている
・高耐食GLめっき鋼板仕上げで長寿命
・独自の成形技術で高いデザイン性を誇る
・軽量で地震に強い

耐久性もデザイン性も高いうえ、軽量で使い勝手がいいのが特徴です。

耐久性、断熱性能に優れている

ニチハの「センターサイディング」は表面材と裏面材に断熱材を合わせて一体成型している、高機能な金属製の外壁材です。

外装材の厚みが18ミリと他社製品よりも厚く作られているため、断熱性能や耐久性が高いのが特徴です。

高耐食GLめっき鋼板仕上げで長寿命

「センターサイディング」の表面には高耐食GLめっき鋼板が使われています

この鋼板は非常に防錆性が高く、耐久性も高いです。

一般的な亜鉛メッキ鋼板と比較すると3~6倍の寿命があります。

外壁は表面から劣化が始まるため、表面の耐久性が高いほど長く使い続けることができます。

独自の成型技術で高いデザイン性を誇る

「センターサイディング」は深さのある凹凸感を出して、立体感を演出しています。

この凹凸感の深さが高級感を出しています。

繊細なパターンで模様をつけていることも特徴です。

金属でありながら石目や木目や塗り壁などの素材も表現できます。

18mmの厚みで遮熱性能と断熱性能が高い

「センターサイディング」は厚みが18mmもあります。

他の多くの金属系サイディングは厚み16ミリ以下の場合が多いため、使われている断熱材の厚みがあり、断熱性能が高いです。

メーカーのカタログによると、仮に同じ断熱性能をモルタルで発揮しようとすると、厚みを54倍にもしないといけません。

また一部の「センターサイディング」に使用されているフッ素塗装高耐食GLめっき鋼板には、一般的な鋼板と比較して表面温度が10度低いというメーカー試験も行われています。

表面温度が10度も低くできると、真夏の暑い時期でもエアコン等でかかる光熱費を抑える効果も期待できます。

軽量で地震に強い

金属系サイディング全般に言えることですが、かなり軽量です。

「センターサイディング」はモルタルの約1/10の重量です。

そのため、住宅の外壁に張っても建物への負担が軽くなります。

軽量であれば、軽量であるほど地震に対しての耐性が強くなります。

ニチハ「センターサイディング」の種類

ニチハ製の「センターサイディング」の種類について解説します。

・メタルガード光シリーズ
・iシリーズ
・プレミアムシリーズ
・モノカラーシリーズ
・ベーシックシリーズ

それぞれ特徴がありますので個別に説明します。

メタルガード光シリーズ

メタルガード光シリーズは光触媒コートが施してあり汚れ成分を分解してくれます。

光触媒コートには、雨水がかかると超親水性の膜ができて付着した汚れを浮かしてくれる機能がついています。

雨水がかかれば汚れを落としてくれるので、外壁の表面をきれいに保ちやすいです。

iシリーズ

iシリーズは高耐候コーティングが施してあるシリーズです。

コーティングによって紫外線や色あせに強いため、美しさが持続してくれます。

ニチハ独自のマイクロガード機能もついており、雨水を使って汚れを洗い落してくれます。

プレミアムシリーズ

プレミアムシリーズは表面にフッ素塗装高耐食GLめっき鋼板を使用しています。

紫外線による劣化が少なく、遮熱性能にも優れています。

モノカラーシリーズ

モノカラーは付加価値を抑えているシリーズです。

価格的な面では、高付加価値の上記のシリーズよりは安価に抑えています。

表面塗装はモノカラー(単色)が用いられています。

ベーシックシリーズ

モノカラーシリーズよりさらに安価なシリーズがこのベーシックシリーズです。

安価とはいえ、高耐食GLめっき鋼板が表面に使われているため耐久性が高い商品となっています。

シンプルなデザインが多いシリーズとなっています。

ニチハの金属系サイディングに関するよくある質問

ニチハ製の金属系サイディングに関するよくある質問についてお答えします。

・金属系サイディングの耐用年数は何年ぐらい?
・センターサイディングを使ってきれいに外壁を仕上げるための方法は?
・住んでいる地域でも使える?

以上3つの質問についてお答えします。

金属系サイディングの耐用年数は何年ぐらい?

金属系サイディングは適切なメンテナンスを施せば、50年以上持つことがある外壁材です。

一般的には20~30年ほど経過すると、サビが出始めることがあります。

「センターサイディング」の場合は変色と褪色に関しては、メーカーが施工を行った業者に対して10年の保証をしてくれています。

もしも、10年以内に症状が現れたら施工してもらった業者に相談してみましょう。

センターサイディングを使ってきれいに外壁を仕上げるための方法は?

ニチハは外壁だけでなく金属屋根の「センタールーフ」という商品も製造、販売しております。

「センタールーフ」には「センターサイディング」と似た色合いの商品も多く、両方を採用することで統一感のある住宅にできます。

「センターサイディング」をきれいに見せたい方は、同時に「センタールーフ」の採用も検討してみてください。

住んでいる地域でも使える?

窯業系のサイディングには、使用可能なエリアが限定されている場合があります。

寒冷地と一般用地で仕様が異なるためです。

ところが、金属系サイディングは基本的にエリア関係なく使えます。

ニチハは大手の外壁メーカーなので多くの業者が取り扱っています。

ニチハの金属系サイディングには様々な種類がある

ニチハの金属系サイディングは「センターサイディング」という商品名です。

表面の塗装やカラー、質感によって様々な種類の商品が展開されています。

どの商品も質が高く、耐候性に優れた商品となっています。

金属系サイディングの採用に悩まれている方はぜひ検討してみてください。

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外壁に使用する金属サイディングとは?メリット・デメリットを解説

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この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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