「ガルバリウム鋼板の外壁にしたいけれど、おすすめのメーカーはどこだろう?」
「そもそもガルバリウム鋼板のメリット・デメリットや選ぶ時のポイントも知りたい」
このように悩んでいる人に向けて、本記事ではガルバリウム鋼板の特徴や価格をメーカー別に紹介します。
ガルバリウム鋼板は耐用年数が長くて耐震性も高い、おすすめの外壁材です。
おすすめメーカーをさっそく見てみましょう。
目次
どのメーカーを選べば良いのかわからない人に向けて、ガルバリウム鋼板のおすすめメーカーと製品を紹介します。
・アイジー工業株式会社(SP-ビレクト)
・ニチハ株式会社(NS型 ネオスパン プレミアム)
・ケイミュー株式会社(はる一番 シンプルシリーズ16 ナロースパン柄)
・株式会社タニタハウジングウェア(ガルバリウム スパンドレル ZiG)
・旭トステム外装株式会社(Danサイディング プレシャスウッドシリーズ)
メーカーや製品によって特徴や価格が変わります。
各メーカーと製品について詳しくみてみましょう。
アイジー工業は山形県に本社を置く、日本で最大級の金属建材メーカーです。
金属の良さを知り尽くしているからこそ、耐久性や快適性に優れた製品を提供しています。
ガルバリウム鋼板の製品でおすすめなのは「SP-ビレクト」です。
金属の良さが活かされたスタイリッシュなところが特徴のガルバリウム鋼板で、美しい水平ラインが目を惹きます。
標準品の場合、価格は1坪で27,770円、1平方メートルあたり8,400円です。
受注生産品の場合、1坪で33,390円、1平方メートルあたり10,100円となっています。
愛知県に本社を置くニチハ株式会社は、外壁材を扱う業者の中でも大手のメーカーです。
金属系外壁材はもちろん、窯業系外壁材や疑石材を使った高級感のあるモエンアートなど、さまざまな外壁材を取りそろえています。
取り扱っているガルバリウム鋼板でおすすめなのは「NS型 ネオスパン プレミアム」です。
細いラインのデザインなのでシャープな印象の外壁に仕上げられ、カラーバリエーションが豊富なところも魅力的でしょう。
モダンな黒、おしゃれで遊び心のあるワインレッドまであり、カラーバリエーションが豊富です。
価格は3000ミリメートルのもので1坪あたり27,600円、1平方メートルあたり8,360円です。
4000ミリメートルのものだと1坪あたり27,600円、1平方メートルあたり8,360円となります。
大阪府に本社を置くケイミュー株式会社は、クボタ・松下電工の外装建材部門が統合して2003年に設立されました。
住宅外装材のメーカーとして、屋根材や外壁材などを取り扱っています。
ケイミュー株式会社が提供している製品「はる一番 シンプルシリーズ16 ナロースパン柄」は、自由自在に使える小幅なピッチが特徴のガルバリウム鋼板です。
定番カラーのホワイトやブルーはもちろん、深めのレッドやグリーンなどさまざまな色を取りそろえているので、理想の外壁を作り上げられます。
「はる一番 シンプルシリーズ16 ナロースパン柄」は、縦張りと横張りの両方に対応しているところも魅力的です。
「16×400×3030ミリメートル」の場合、価格は1平方メートルあたり7,557円ほどです。
株式会社タニタハウジングは、1974年に銅の圧延業からスタートしました。
主な取り扱いは、金属の雨樋や金属屋根材・壁材などです。
半世紀近くも金属に携わることで培った、高い金属加工技術があるからこそ、金属の良さを最大限に活かした製品を提供しています。
株式会社タニタハウジングの製品でおすすめなのは「ガルバリウム スパンドレル ZiG」です。
プリーツ状のデザインが特徴的なガルバリウム鋼板で、金属の質感だけでなく温もりまで感じさせてくれます。
耐久性と高級感を持ち合わせたタニマットカラーは、汚れ防止のため表面加工を施していません。
マットに仕上げることで、より高級感のある外壁に仕上がります。
価格は定尺(3030ミリメートルまたは4000ミリメートル)のもので、1平方メートルあたり7,600円です。
長さスケッチオーダー(500~9000ミリメートル)の場合、1平方メートルあたり8,000円ほどかかります。
旭トステム外装株式会社は、旭硝子とトステム(現:AGC、LIXIL)の外装事業が統合して生まれました。
「きれいな壁。」をコンセプトに、SGL(次世代ガルバリウム鋼板)の採用に取り組んでいます。
旭トステム外装株式会社が提供している「Danサイディング プレシャスウッドシリーズ」は、多彩なデザインを採用しているガルバリウム鋼板の製品です。
金属系サイディングでありながら木目らしさを追求し、高級感のある外壁となっています。
どのデザインを選ぶかによって価格が下記のように変わります。
・プレシャスウッドⅡSF:1平方メートルあたり9,507円
・プレシャスウッドBF:1平方メートルあたり6,551円
・プレシャスウッドⅡRF:1平方メートルあたり7,072円
・プレシャスウッドF:1平方メートルあたり7,072円
・プレシャスウッドL:1平方メートルあたり6,010円
プレシャスウッドシリーズは、板ごとに色ムラをつけたものやツートン塗装で仕上げたものなど、種類が豊富です。
ガルバリウム鋼板の良いところと悪いところを紹介します。
・ガルバリウム鋼板のメリット
・ガルバリウム鋼板のデメリット
金属系サイディングの中でもガルバリウム鋼板は人気の高い外壁材です。
どのような魅力や注意点があるのか詳しくみてみましょう。
ガルバリウム鋼板のメリットは3つあります。
・耐震性に優れている
・耐用年数が長く長持ちする
・デザイン性に優れている
ガルバリウム鋼板の最大の特徴は軽さです。
外壁は重くなるほど揺れによる地震の影響を受けやすくなります。
しかしガルバリウム鋼板は重量が軽いため揺れても住宅に悪影響を及ぼしにくいです。
耐用年数も20年と長めになっており長期間使用しやすい建材となっています。
製造しているメーカーも多く自分好みのデザインのガルバリウム鋼板を選びやすい、といった点も魅力的です。
ガルバリウム鋼板には下記のデメリットがあります。
・塗装と比較すると施工費用が高い
・傷つきやすく凹みやすい
耐震性や耐用年数に優れているガルバリウム鋼板ですが、塗装と比較すると施工費用は高めとなっています。
とはいえ外壁材の中では比較的安価なので張り替え・重ね張りを行うときにおすすめです。
ガルバリウム鋼板は衝撃に弱く、表面が傷つきやすいところも難点です。
子どもが遊んでいたスコップが当たったり、小石が飛んできたりするとすぐに傷がついたりへこんだりすることもあります。
外壁材をガルバリウム鋼板にしたい人に向けて、選び方をご紹介します。
・色やデザインは慎重に決める
・悪徳な施工業者に注意する
外壁は住宅の印象を決める大切な部分なので、よく検討してから決めるのがおすすめです。
ガルバリウム鋼板はデザインやカラーが豊富にあるため、慎重に決めていく必要があります。
どのような外壁を選ぶかで建物の印象が大きく変わるからです。
例えば、メーカーによっては縦張りと横張りの両方に対応している場合もあり、どちらを採用するかによって見た目や雰囲気が変わってきます。
ガルバリウム鋼板はカラーバリエーションにも富んでいるため、明るいレッドやシックなブルーなど好みの色の外壁材を選びやすいのも魅力の1つです。
理想の外壁を選ぶには、多くのメーカーの製品を比較検討してみてください。
選択肢が多いほど、自分好みのものが見つかる可能性が高くなります。
業者にサンプル品を見せてもらったり施工事例の写真を見せてもらったりすることで、自分のイメージにあったものを選びやすくなります。
施工業者の中には悪徳業者が存在しているため、業者選びには注意が必要です。
悪徳業者と契約してしまうと、高額請求やずさんな工事などのトラブルが発生する恐れがあります。
本当に信頼できる業者かどうかは契約前にしっかり調査しておくことが大切です。
口コミやSNS、公式サイトなどを参考に評判の良いところや実績豊富な業者を選んでください。
実際に依頼したことのある人を探して感想を聞いてみるのもおすすめです。
同じ金属系サイディングの中には、ガルバリウム鋼板のほかにアルミサイディングというものがあります。
外壁を金属素材にしたいと考えている人は、どちらを採用しようか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
アルミサイディングも良い建材なのですが、今から外壁リフォームを実施するならガルバリウム鋼板をおすすめします。
アルミサイディングの機能性はガルバリウム鋼板とほぼ変わりません。
そのうえ、ガルバリウム鋼板はアルミサイディングより価格相場が安いです。
アルミサイディングの施工相場
・カバー工法:120~400万円ほど
・張り替え:140~400万円ほど
ガルバリウム鋼板の施工相場
・カバー工法:130〜220万円ほど
・張り替え:100〜360万円ほど
費用を抑えながらもさまざまな色や柄から外壁材を選べるのはガルバリウム鋼板ならではの魅力です。
ガルバリウム鋼板の外壁材はメーカーによってさまざまな種類があります。
ガルバリウム鋼板は質感を活かしたデザインやおしゃれなカラーなど様々なバリエーションの製品が流通しているため、自分好みの外壁材を選びやすいです。
本記事で紹介したメーカーを参考に、ぜひ自分のイメージにあったガルバリウム鋼板を選んでみてください。
耐久性・耐候性、遮熱性、
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