「外壁の板金工事について詳しく知りたい」
「板金の種類や費用、業者の選び方を知りたい」
このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では下記内容について解説しています。
・板金工事で施工を行う箇所
・外壁の板金工事を行う際の施工費用
・施工費用を抑える方法
・板金業者を選ぶポイント
板金工事を行う箇所はいろいろありますが、本記事では主に外壁の板金工事について解説しています。
板金工事は家のどの箇所で行うものなのか、さっそく見てみましょう。
目次
板金工事とは、金属建材を取り扱う工事のことです。
板金工事を行うなら建築板金業者への相談がおすすめです。
建築板金業者は、営業するためには国土交通省もしくは知事から許可をもらう必要があります。
許可を得るには定められた要件を満たす必要があるため、悪徳業者が参入しにくいです。
板金工事が必要になる箇所は、主に4つあります。
・外壁
・屋根
・庇(ひさし)
・雨樋
どこで板金が使われているか、詳しく見てみましょう。
外壁に金属系サイディングを使用する場合は、板金工事が必要になります。
金属系サイディングとは、金属でできた外壁材のことです。
現在利用されている金属系サイディングの素材は「ガルバリウム鋼板」という種類が一般的です。
金属材の屋根を施工する場合は、板金工事が必要になります。
屋根板金が使われる箇所は、下記のとおりです。
・棟板金
・谷板金
・水切り金具
板金は、屋根の頂点や2面が重なる箇所で使用されます。
また屋根の端部にある水切り部分でも金具が使われているのです。
庇とは、窓や出入り口の上に取り付けられている小型の屋根のことを指します。
金属製の庇を取り付ける場合は板金工事が必要になり、建築板金業者への相談がおすすめです。
雨樋とは、屋根やベランダに溜まった水を地面に排出するための、筒状の建材のことを指します。
雨樋はプラスチック製のものが多いですが、中には金属製のものがあります。
雨樋を施工・リフォームする場合は業者による工事が必要になるので、建築板金業者へ相談しましょう。
外壁にガルバリウム鋼板の金属系サイディングを設置する場合は、板金工事が必要です。
外壁の板金工事の相場をご紹介します。
なお、ここで紹介するのは現在主流で使用されている「ガルバリウム鋼板」を施工する場合の価格です。
新築住宅に金属外壁材を施工する場合は150~300万円、リフォームの場合は200~400万円ほど工事費用がかかります。
費用は工事方法によっても異なります。
張り替えの場合は100〜360万円程度、既存の外壁材を撤去しない「重ね張り(カバー工法)」の場合は130〜220万円ほどが費用相場です。
軽微な工事の場合の費用相場は下記のとおりです。
・塗装:60〜120万円
・ひび割れ(クラック):1~10万円/箇所
・コーキングの打ち替え:900〜1,200円/メートル
・コーキングの打ち増し:500~900円/メートル
・鉄部のサビ取り:200円~2,200円/平方メートル
・穴、へこみ、欠け、傷など:1~6万円/箇所
なお、アルミサイディングの場合は張り替えに140~400万円、カバー工法(重ね張り)に120〜400万円ほど必要です。
また足場の有無や現場環境などにより、実際の施工費用が相場と異なる可能性があります。
外壁の板金工事を行う際の正確な施工費用を把握するなら、建築板金業者に依頼して見積もりをとりましょう。
外壁に板金工事を行う際、施工費用を抑える方法と注意点をご紹介します。
・屋根と同時に施工する
・重ね張り(カバー工法)で施工する
・火災保険を当てにした施工は要注意
どういうことか、詳しく見てみましょう。
外壁と屋根の工事を同時に実施することで、足場費用を抑えられます。
足場費用はおよそ10~30万円ほどです。
外壁と屋根の工事を同時に行えば足場設置が1回で済むため、トータルで必要になる費用が安くなります。
重ね張りは、外壁を張り替えるよりも費用が安い工法です。
重ね張りとは、既存の外壁材のうえに新しい外壁材を取り付けることです。
既存の外壁材を撤去するコストがかからないため、外壁を張り替える場合と比較して費用が安くなります。
ただし外壁内部の劣化が進んでいる場合は張り替えを行う必要があります。
重ね張りできるかどうか、建築板金業者と相談しながら決めましょう。
火災保険を当てにした外壁の修理はおすすめできません。
火災保険を適用できるのは、自然災害によって外壁に損害が発生した場合のみです。
経年劣化や不注意による外壁のトラブルは、火災保険では修理できません。
火災保険を適用できるかどうか判断するのは保険会社です。
火災保険を適用できるかどうか気になるなら、現在契約している保険会社との書面を確認したり実際に保険会社へ問い合わせたりしましょう。
外壁の板金工事を依頼するうえで大切なことは、優良業者に相談することです。
業者の中には施工ミスが多かったり法外な料金を請求したりする悪徳業者も存在します。
悪徳業者に相談するとトラブルに発展する恐れがあるため、良さそうな業者に外壁工事を相談することが重要です。
では優良業者をどう見分ければ良いのか、具体的なポイントを5つ紹介します。
・建築板金業者に相談する
・建築業許可を得ている業者か確認する
・リフォームパートナー協議会に加盟しているか確認する
・地域で長年営業している業者か確認する
・国家資格を取得した職人が在籍しているか確認する
各ポイントについて、詳しく見てみましょう。
板金工事を実施するなら建築板金業者に相談しましょう。
工務店やハウスメーカー、ホームセンターでも板金工事の相談には乗ってくれます。
ただし建築板金業者以外で工事を依頼すると仲介手数料が発生するため、費用が高くなりがちです。
板金工事を依頼すると決めているなら、最初から建築板金業者への相談をおすすめします。
板金工事を依頼する場合は、建築業許可を得ている業者か確認しましょう。
500万円未満の軽微な工事を行う場合は建築業許可が必要ないため、なかには建築業許可を得ていないところもあります。
建築業許可があるからクオリティが高いとは言い切れませんが、許可を得ていない業者と比較したときに安心感があります。
建築業許可は国土交通省の検索システムから確認できるため、事前に確認しておきましょう。
リフォームパートナー協議会に加盟しているかどうか確認するのも、良い業者を選ぶうえで参考になります。
リフォームパートナー協議会とは、安心して住宅リフォームを依頼できる環境作りを目指している団体です。
協議会は加盟している業者に対して、丁寧な見積もりの仕方やお客様への対応について講習を行っています。
よって加盟している業者であれば、丁寧で分かりやすい接客を受けられる可能性が高いで
加盟しているかどうかは協議会の公式ページから確認できるためご確認ください。
地域で長年営業している業者への相談もおすすめです。
近所の業者なら、トラブルがあったときにすぐ駆けつけてもらえます。
長年営業している業者は、お客様から評価されたため仕事が途切れること無く営業を続けてこられた可能性が高く、信頼感があります。
業者選びをするなら、まずは近所の業者を探してみてはいかがでしょうか。
国家資格を取得している自社職人がいるかどうか確認することも、良い業者を選ぶときのコツです。
国家資格を取得しているから安心、というわけではありませんが、資格がないよりは信頼感があります。
板金工事に関係する資格は主に下記が挙げられます。
・建築板金技能士
・かわらぶき技能士
・建築士
・施工管理技士
なお、Wall the bestに在籍している職人は、建築板金技能士・施工管理技士を取得しています。
本記事では板金工事が必要になる可能性がある箇所や費用相場、施工費用を抑える方法などをご紹介しました。
家の板金でお悩みの方は、この板金業者へ相談してみるのはいかがでしょうか。
プロの職人が適切なご提案をさせていただきます。
ただし中には法外な料金を請求する、いわゆる悪徳業者も存在します。
記事で紹介したポイントを参考に、信頼感のある建築板金業者を探してみましょう。
なお、安い外壁材をお探しの方は「価格が安い外壁材はどれ?種類や工事費用を抑える方法を紹介」もご覧ください。
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