お問い合わせContact
04

コラムColumn

Wall the best > コラム > 価格が安い外壁材はどれ?種類や工事費用を抑える方法を紹介

価格が安い外壁材はどれ?種類や工事費用を抑える方法を紹介

2022.12.05 Mon


「価格が安い外壁材を知りたい」
「外壁材の種類や工事費用を抑える方法を知りたい」

このような疑問をもっている方に向けて、本記事では下記の内容をご紹介します。

・外壁材の種類と価格
・外壁の施工費用を抑える方法
・外壁材選びの注意点

外壁の新築・リフォームにかかる費用を抑えるなら、建材の安さだけでなく費用を抑えるコツも把握しましょう。

また、安さだけを追求すると凍害に弱かったりすぐにメンテナンスや張り替えが必要になったりするため、慎重に選ぶ姿勢が求められます。

さっそく主な外壁材の種類と価格をご紹介します。

外壁材の種類と価格


主な外壁材の種類と一般的な価格相場は下記のとおりです。

・金属系サイディング:4,000~6,000円/平方メートル
・窯業系サイディング:3,000~5,100円/平方メートル
・樹脂系サイディング:4,000~9,000円/平方メートル
・木質系サイディング:5,000~8,000円/平方メートル

現在利用される機会が多いのは、「金属系サイディング」と「窯業系サイディング」の2つです。

樹脂系・木質系サイディングもありますが、日本では施工に対応している業者が多くはないためあまりおすすめできません。

各外壁材のメリット・デメリットについて、詳しくご紹介します。

金属系サイディング

金属系サイディングとは、金属でできた外壁材のことです。

金属系サイディングで使用される建材には、下記の種類があります。

・ガルバリウム鋼板
・塗装溶融亜鉛めっき鋼板
・アルミニウム合金塗装板
・ステンレス鋼板

現在の主流は、耐用年数が長くてサビにも強い「ガルバリウム鋼板」です。

ただし傷や塩害には弱く、傷からサビが発生することもあります。

また沿岸部にお住まいの方は潮風の影響を受けやすいため、こまめな洗浄や塗装といったメンテナンスを実施する必要があります。

窯業系サイディング

窯業(ようぎょう)系サイディングとは、セメントや木材を原料にした外壁材のことです。

他の外壁材と比較して、デザインが豊富かつ比較的安価といった特徴があります。

現在も多くの現場で窯業系サイディングが利用されていて、メジャーな外壁材です。

ただし、こまめなメンテナンスが必要であったり熱を吸収しやすく室温が上がりやすかったりする、といった注意点もあります。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングとは、強度のある樹脂を原料にした外壁材のことです。

アメリカやカナダを中心とした外国で利用されることが多く、煙害・凍害に強いです。

色褪せや変色も発生しにくいですが、日本ではあまり使用されていません。

樹脂系サイディングの施工に対応している業者も少ないため、特にこだわりがなければ他のサイディングがおすすめです。

木質系サイディング

木質系サイディングとは、天然の木を使用した外壁材のことです。

他の外壁材にはない天然の木のぬくもりや暖かさを感じられ、外観もオシャレです。

また断熱性も高く、気温差が激しい地域のお家に適しています。

ただし素材が木のため、他の外壁材より防火性が低くて腐食にも弱いです。

また日本では主流ではないため、施工できる業者も限られてしまいます。

外壁リフォーム費用を安く抑える方法


安い外壁材を探している方の中には「リフォーム費用をできるだけ安くしたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

そこで、外壁のリフォーム費用を安くする方法を2つご紹介します。

・屋根リフォームと同時に行う
・優良業者に依頼する

どういうことか、詳しく見てみましょう。

屋根リフォームと同時に行う

屋根と外壁の工事を同時に行うことで、足場設置の費用を抑えられます。

外壁や屋根の工事を行う際は、現場環境や作業内容にもよりますが、基本的に足場の設置が必要です。

足場の設置費用は10〜30万円ほどかかります。

屋根と外壁工事を同時に行うことで、足場の設置回数が1回で済むためお得です。

無理に屋根工事まで行う必要はありませんが、もし屋根の不具合も気になる方は業者に相談してみると良いかと思います。

優良業者に依頼する

工事費用を無駄にしないためには、優良業者に相談することが大切です。

外壁工事に対応している業者の中には、いわゆる悪徳業者も存在します。

悪徳業者に依頼してしまうと、施工後に不具合が発生したり法外な費用を請求されてトラブルに発展したりする恐れがあります。

悪徳業者を避けるには、下記のポイントを参考に業者を選びましょう。

・建設業許可をもっているか
・リフォームパートナー協議会(RECACO)に加盟をしているか
・地域で長く営業をしているか
・自社職人がいるか
・国家資格を取得しているか

建設業許可を得ているか、リフォームパートナー協議会に加盟しているかはインターネット上ですぐ調べられます。

また地元で長年営業しており国家資格を取得した職人がいれば、トラブルが発生しても迅速かつ確実に対応してくれる可能性が高いです。

相見積もりをとって、提示された見積もり額が妥当かどうかを調べるのもおすすめです。

ただし相見積もりを取り過ぎても逆に選びにくくなるため、多くても2社以内に納めることをおすすめします。

外壁工事は金額の大小だけで比較しにくいものです。

担当者の人柄や説明が誠実かどうかといった直感も、業者を選ぶ時は大切になります。

安さだけに注目した外壁材選びには要注意

外壁材に限らずモノやサービスを購入するとき「できるだけ安く購入したい」と思う方もいるのではないでしょうか。

もちろん安さは重要ですが、価格以外のポイントも考慮して外壁材を選ぶことも大切です。

どのような観点で外壁材を選ぶべきか、ポイントを2つご紹介します。

・凍害に強いか
・耐用年数は長いか

どういうことか、詳しく見てみましょう。

寒い地域にお住まいの場合

寒冷地域にお住まいの方は、凍害に強い金属系サイディングがおすすめです。

凍害とは、外壁材の内部に浸入した水分が凍結・融解することで発生する不具合のことです。

凍害が発生すると外壁内部の水分が膨張し、外壁材の劣化やひび割れといった不具合が発生します。

このような症状を防ぐには、凍害に強い金属系サイディングがおすすめです。

外壁材が金属の金属系サイディングであれば、水分が建材内部に浸入しにくく、凍害リスクを減らせます。

耐用年数の長さを重視する場合

耐用年数の長さを重視する方は、金属系サイディングの「ガルバリウム鋼板」という外壁材がおすすめです。

ガルバリウム鋼板とは、銅板に亜鉛やアルミなどの合金をメッキ加工した外壁材のことを指します。

ガルバリウム鋼板は錆が発生しにくく、最初に錆を確認するまで20~30年ほどかかります。

塗装や洗浄といった適切なメンテナンスをこまめに実施すれば、50年以上は持つ外壁材です。

耐用年数が長ければ張り替え・重ね張りを行うサイクルも長くなるため、安いけれど耐用年数が短い外壁材を購入するよりお得です。

安い外壁材以外にも目を向けてみよう


本記事では外壁材の種類や価格、リフォーム費用を抑える方法についてご紹介しました。

外壁をリフォームするなら金属系サイディングもしくは窯業系サイディングが一般的です。

特に金属系サイディングは、耐用年数も長くて凍害やサビにも強いためおすすめの外壁材といえます。

外壁をリフォームする際は安さも気になりますが、環境に合っているかどうかや耐用年数を考慮して選ぶことも大切です。

外壁リフォームをお考えの方は、ぜひ建築板金業者へ相談してみましょう

Share this article

この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
« »

耐久性・耐候性、遮熱性
デザイン性に優れている
金属外壁材料に関する
お問い合わせはこちらから