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金属サイディングの価格は?外壁リフォームの相場とあわせて紹介

2022.11.15 Tue


リフォームを検討される方には、「金属サイディングの価格ってどれくらいするんだろう」「デメリットも知りたい」と思う方もいるでしょう。

外壁のリフォームで金属サイディングを使用すると、耐用年数が長く住宅にかかる負荷も少ないです。

本記事では、下記内容について紹介しています。

・金属サイディングの費用
・メリット、デメリット
・金属サイディングの費用を抑える方法

本記事を読むことで、金属サイディングについての詳しい情報やリフォームの大まかな費用を把握できます。

さっそく金属サイディングの価格から見てみましょう。

金属サイディングの価格を紹介

金属サイディングの価格には、素材の厚さが関係します。

また、メーカーや金属サイディングの用途によっても費用が変わります。

金属サイディングの費用は、およそ1平方メートル当たり5000円前後です。

以下は、金属サイディングの用途別の費用相場です。

・家のリフォーム:約200~400万円
・家の外壁の部分補修:約1~10万円
・家の外壁の塗り替え:約60~120万円

用途別の費用についてさらに詳しく解説していきます。

金属サイディングでリフォームを行う場合の価格

金属サイディングを修理で使用する場合の費用は、住宅の大きさによって多少変動があります。

金属サイディングの素材として使用するものは一般的にガルバリウム鋼板です。

ガルバリウム鋼板を素材とした場合の費用は、新築住宅で約150~300万円、リフォームだと約200~300万円です。

リフォームの費用には、「カバー工法(重ね張り)」と「張り替え」の2種類が含まれています。

【カバー工法】
・古い外壁の上に重ねて張る
・費用は約130~220万円
・費用は足場代や塗装代も含んでいる

【張り替え】
・壁を新しく張り替える方法
・外壁の剥離や雨漏りに適用される
・費用は約100~360万円
(古い壁の撤去や処分も込み)

カバー工法の方が費用を安く抑えやすいです。

どちらのリフォーム方法が適切かを十分に検討しましょう。

金属サイディングの外壁で部分補修を行う場合の価格

外壁の部分補修を行う場合は、作業内容によって費用が変動します。

作業内容ごとの費用目安は下記のとおりです。

【ひび割れ】

外壁の乾燥や塗膜の劣化が対象です。

費用は約1~10万円ですが、劣化が深刻な場合はさらに費用が発生することもあります。

【コーキングの打ち替え・打ち増し】

外壁の目地になる部分をコーキングと言います。

コーキングのひび割れ、すり減りなどが対象です。

打ち替えの費用はおよそ900~1200円/1mほどです。

さらに撤去費用が1~3万円ほどかかります。

コーキングの上から重ね塗りする「打ち増し」の費用は、およそ500~900円/mほどです。

【鉄のサビ取り】

鉄や金属の塗装がはがれてできたサビを取り除きます。

費用は、およそ200~2,200円/1平方メートルほどです。

【穴、へこみ、欠け、傷など】

費用はおよそ1箇所につき1~6万円ほどです。

足場が必要な場合は追加費用が発生することもあります。

しかし部分補修は、カバー工法や張り替えと比較して、工期や費用を安く抑えられます。

・ひび割れ
・欠け
・表面の剥がれ
・反り
・浮き
・凹み
・穴あき など

上記の症状であれば、基本的には部分補修を行えます。

金属サイディングの外壁を塗り替える場合の費用

外壁の塗り替えは、張り替えやカバー工法よりも安価で施工できます。

塗り替えの費用は、およそ60~120万円ほどです。

費用には塗料代や施工代、足場代などが含まれています。

軽度な劣化やひび割れ、塗装の劣化などのメンテナンスであれば、塗装だけでも十分なケースがあります。

金属サイディングとは

金属サイディングとは、金属材でできた外壁材のことです。

金属サイディングには断熱効果があるため、電気代の節約など省エネ効果が期待できます。

また、製造ラインが一貫していることで均一な仕上がりになるため、ひび割れや凍害などの発生リスクが低いです。

ガルバリウム鋼板は、鋼板に対して亜鉛やアルミなどの合金をメッキ加工した素材のことです。

金属サイディングの素材として主に取り扱われています。

金属サイディング(ガルバリウム鋼板)のメリット・デメリットについて紹介します。

金属サイディング(ガルバリウム鋼板)のメリット

ガルバリウム鋼板の主なメリットは、以下の通りです。

【1.サビが発生しにくい】

ガルバリウム鋼板はサビが発生しにくい素材である「アルミニウム」を含んでいます。

他の金属サイディングよりもサビが発生しにくいため、外壁の耐用年数が比較的長いです。

【2.耐用年数が長い】

一般的に、ガルバリウム鋼板はサビが発生するまで20~30年ほどかかります。

適切なメンテナンスを繰り返せば50年以上持つでしょう。

長期間問題なく利用できる点も、ガルバリウム鋼板を外壁に使用するメリットです。

【3.耐震性が高い】

ガルバリウム鋼板は軽量な素材のため、住宅への負担が少なく耐震性が高いです。

そのため外壁だけでなく、家の屋根に使用されることもあります。

金属サイディング(ガルバリウム鋼板)のデメリット

金属サイディング(ガルバリウム鋼板)を使用する主なデメリットを紹介します。

【1.傷がつきやすい】

基本的にガルバリウム鋼板であれば、ひび割れや欠けが発生することは多くありません。

しかしガルバリウム鋼板に衝撃が加わると、表面が傷ついて塗装がはがれ、サビが発生することもあります。

【2.サビが発生することがある】

ガルバリウム鋼板はサビが発生しにくい建材です。

しかし表面に傷がついて表面のメッキが剥がれるとサビが発生することもあります。

定期的なメンテナンスによって、サビの発生は防げます。

【3.デザイン性に乏しい】

ガルバリウム鋼板はバリエーションが少ないため、自分好みのデザインに出会う可能性は高くはないです。

デザイン性を重視して外壁材を選ぶなら、バリエーションが豊富な窯業系サイディングがおすすめです。

金属サイディングの外壁リフォーム価格を抑える方法

「できるだけ費用を安く抑えてリフォームしたい」

このような方に向けて、金属サイディングの外壁リフォーム価格を抑える方法を紹介します。

見積もりが安いから、と修理を依頼してしまうと悪徳業者にひっかかってしまうリスクがあります。

修理費用の安さを理由に、安易に業者を選ぶことはやめましょう。

悪徳業者に引っかかると、法外な修理費用を請求されたり不具合が治っていなかったりといったトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

悪徳業者を避けつつ修理費用を抑える方法を4つご紹介します。

1.直接施工を行っている業者に依頼する
2.2社から見積もりをとる
3.定期的なメンテナンスを行う
4.火災保険を利用する

どういうことか、詳しく説明します。

直接施工を行っている業者に依頼する

直接施工を行っている業者に依頼すれば、仲介手数料が発生しません。

そのため、お手頃価格で高いクオリティの施工を行ってくれます。

外壁リフォームの直接施工を依頼するなら、建築板金業者がおすすめです。

工務店やハウスメーカー、ホームセンターなどでも外壁リフォームを受け付けていますが、仲介手数料が発生します。

お手頃価格で確かな工事を依頼するなら、お近くの建築板金業者へ相談してみてはいかがでしょうか。

2社から見積もりをとる

リフォームの施工価格を抑えるなら、2社から相見積もりを取るのもおすすめです。

複数社から見積もりをとることで、リフォームの価格相場を把握できます。

複数社の見積もりを比較することで、リフォーム費用が妥当かどうか見分けやすくなり、悪徳業者に引っかかるリスクを減らせます。

ただし、見積もりは多くとれば良いとは限りません。

多くても2社程度の見積もりに留めましょう。

見積もりを多く取るほど連絡の手間がかかるため面倒です。

また外壁のリフォームは、価格だけでは善し悪しを見抜きにくいのが実情です。

見積もり金額の大小だけでなく、担当者の誠実さや丁寧さなど、人柄を重視して依頼先を決めてみることをおすすめします。

定期的なメンテナンスを行う

こまめにメンテナンスを行うことで、リフォームが必要になる周期を延ばせます。

メンテナンスの方法は、外壁に水をかけるだけで十分です。

潮風が当たる海の近くに住んでいる方や、酸性雨が降る地域にお住まいの方におすすめします。

潮風や酸性雨によって塗装がはがれやすくなるからです。

金属サイディングにサビが出始めるのはおよそ20~30年ほどですが、適切にメンテナンスを繰り返せば、50年ほどは使用できます。

火災保険を利用する

自然災害の発生によって外壁が破損した場合は、火災保険の適用対象となります。

ただし、火災保険が適用できるかどうかは最終的には保険会社が判断することです。

保険会社の審査の結果、火災保険がおりないケースもあります。

自分で判断して先にリフォームを進めてしまうと、思わぬ誤算で自己負担額が大きくなってしまう可能性があるため要注意です。

火災保険の適用を考えている方は、まずは保険会社に問い合わせてみることをおすすめします。

外壁に金属サイディングを張るなら価格見積もりを依頼しよう


本記事では金属サイディングのメリットやデメリット、外壁リフォームの費用相場について紹介しました。

今回ご紹介した費用相場はあくまで目安です。

業者や住宅の規模、劣化の具合によっても費用が変動します。

外壁リフォームを検討している方は、業者に見積もりを依頼して正確な費用を把握しましょう。

 

■関連リンク

外壁に使用する金属サイディングとは?メリット・デメリットを解説

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この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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