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外壁に使用する金属サイディングとは?メリット・デメリットを解説

2022.11.13 Sun


「金属サイディングとは何だろう?」
「金属サイディングのメリットやデメリットを知りたい」

新築時や外壁リフォームを検討している方の中には、金属サイディングが気になる方もいるのではないでしょうか。

金属サイディングは性能の高さや耐用年数の長さから、現在多く使われている外壁材です。

本記事では金属サイディングのメリット・デメリットを中心に解説していきます。

なお本記事で紹介する金属サイディングとは、主にガルバリウム鋼板のことです。

メンテナンス方法や業者選びについても紹介しますので、金属サイディングを検討中の方はぜひ参考にしてください。

金属サイディングとは

サイディングとは、外壁に張る板材のことです。

一昔前は、職人が1軒ごとに手作業で塗り壁を作っていました。

しかし現在は工場で大量生産されるサイディングが主流です。

サイディングは、安価・短納期・優れた機能性などさまざまなメリットがあります。

サイディングにはさまざまな種類があり、種類ごとに特徴も違うものです。

さっそく以下の2点について紹介します。

・サイディングの種類
・金属サイディングの特徴

各サイディングの特徴を知り、自分に合ったサイディングを見つけましょう。

サイディングの種類

日本では主に、以下の4種類が使用されています。

・金属サイディング:主にガルバリウム鋼板を使用している
・窯業サイディング:繊維とセメントを主な原料として成型されている
・樹脂サイディング:塩化ビニル樹脂を原料に成型されている
・木質サイディング:木材を原料に成型されている

金属サイディングは、高耐久・高耐震・高断熱など性能面でメリットが多く、近年注目されている外壁材です。

窯業サイディングは色や柄のバリエーション、価格の安さが魅力の一方で、メンテナンス周期が早い点がデメリットです。

樹脂サイディングや木質サイディングは、日本での使用率が非常に少ない外壁材です。

樹脂サイディングは優れた耐久性、木質サイディングは経年美化が楽しめることが魅力といえます。

しかし、取り扱っている業者が少なく、価格が高いことがデメリットです。

金属サイディングの特徴

「Wall the best」では、金属サイディングのガルバリウム鋼板を主に採用しています。

今から外壁リフォームをするなら、金属サイディングがおすすめです。

金属サイディングをおすすめする理由は、優れた特徴にあります。

金属サイディングの特徴は、大きく分けて以下の3つです。

・耐久性が高い
・メンテナンスフリー
・安く短納期で施工できる

金属サイディングは、窯業サイディングに比べて多少高額ではありますが、メンテナンスにかかる費用を抑えられます。

そのため、長い目で見るとコストパフォーマンスに優れたサイディングです。

また、安く短納期で施工できることもあり、近年は金属サイディングが主に使われています。

金属サイディングのメリット・デメリット

金属サイディングは1度の施工で長持ちする外壁材です。

詳しく特徴を知るため、金属サイディングのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

メリットだけではなくデメリットもしっかりと確認し、後悔のないサイディング選びをしましょう。

金属サイディングのメリット

金属サイディングのメリットは、主に以下の4つが挙げられます。

・サビにくい
・防水、防音、断熱性が高い
・凍害につよい
・デザインが豊富

金属サイディングは、ガルバリウム鋼板が主に使用されています。

ガルバリウム鋼板は金属素材のなかでもサビに強い特徴があるため、非常に長持ちする外壁材です。

一般的に金属サイディングは断熱材が一体形成されているため、断熱性・防音性に優れています。

外気の影響を受けにくく、室内の熱気や冷気も逃しにくい構造となるため、冷暖房効率が向上し省エネにも役立ちます。

表面が金属なので水をはじくため、凍害にも強いです。

凍害とは、外壁内部にしみ込んだ水分が凍結・膨張・破裂を繰り返すことで劣化が進む現象です。

外壁や建物内部に大きく悪影響を及ぼしますが、水を吸収しない金属サイディングは凍害の心配がありません。

近年利用する方が増えてきた金属サイディングは、デザインのバリエーションも豊富になりました。

金属質な外観だけではなく、レンガ調や木目調のデザインなどもあり、自分好みのデザインに出会えるでしょう。

金属サイディングのデメリット

金属サイディングのデメリットは、主に以下の2つが挙げられます。

・傷や衝撃に弱い
・対応しているカラーが多くはない

金属サイディングは傷や衝撃に強くはないため、ボールや強風による飛び石で凹んだり傷ついたりする可能性があります。

傷をそのまま放置するとサビ発生の原因にもなるため、発見次第メンテナンスが必要です。

また金属サイディングは工場で焼付塗装を行うため、ペンキ塗装のように艶感や彩度など細かい指定ができません。

全てのメーカーを合わせると数百種類ほどのカラーバリエーションはありますが、ペンキ塗装に比べると少ないです。

金属サイディング業者の選び方


外壁リフォームでは業者選びも大切です。

金属サイディングを使用したい場合は、十分な専門知識と経験がある「建築板金業者」へ依頼すると、高品質な施工が期待できます。

しかし、外壁工事を請け負う業者のなかには、悪徳業者も存在します。

悪徳業者へ依頼してしまうと、施工不良や高額請求など思いがけないトラブルに巻き込まれるため避けたほうがよいでしょう。

優良業者を見分けるポイントは、以下の5つです。

1.建設業許可をもっているか
2.リフォームパートナー協議会に加盟をしているか
3.地域で長く営業をしているか
4.自社職人がいるか
5.国家資格を取得しているか

外壁リフォームは建築業許可やRECACOの加盟、国家資格がなくてもほとんどのケースで請け負えます。

しかし建築業許可や国家資格の取得は、一定条件をクリアし正しい知識をもっている証です。

自社職人がいるかどうかは、コストに影響するため、事前にチェックしておくのがおすすめです。

自社職人がいない場合は、職人を外注するため仲介手数料(中間マージン)が発生するため費用が高めになることがあります。

上記の5つのポイントを抑えておけば優良業者と出会う確率が高まるでしょう。

金属サイディングのよくある疑問

金属サイディングについて、多くの方が抱える疑問を4つにまとめました。

・耐用年数はどれぐらい?
・メンテナンス方法は?
・修理を考えるタイミングは?
・金属サイディングの施工はどこで依頼できる?

疑問を解決して納得したうえで金属サイディングを使用しましょう。

耐用年数はどれぐらい?

金属サイディングは、20〜30年程度でサビが表面に出始めます。

そのため、定期的に外壁のメンテナンスを実施するのがおすすめです。

適切な塗装メンテナンスを繰り返すことで、50年以上も持つ高耐久な外壁材となります。

メンテナンス方法は?

金属サイディングは、定期的に水をかけてあげることで、外壁が長持ちします。

金属サイディングを長持ちさせるためには、サビの原因となる塩分やほこりを落としてあげることが大切です。

海の近くや酸性雨が降る地域では、こまめにメンテナンスすることでサビのリスクを軽減できます。

定期的に水をかけメンテナンスを行うことは、小さな不具合の発見にもつながります。

悪化する前に不具合を修理することで、工期やコストを抑えることが可能です。

修理を考えるタイミングは?

金属サイディングは、以下の症状が発生した場合に修理を検討する必要があります。

・サビの発生
・カビやコケの発生
・塗膜の膨れや剥がれ

カビが発生すると防水性が低下して雨漏りの原因となるため、できるだけ早く修理を依頼しましょう。

カビやコケの発生はサビの原因となり、塗膜の膨れや剥がれは防水性の低下につながります。

不具合をそのまま放置すると状態が悪化するため、工期が長引き費用も高額となります。

そのため、不具合を見つけ次第できるだけ早く修理を行うことが大切です。

金属サイディングの施工はどこで依頼できる?

金属サイディングの施工は、建築板金業者への依頼がおすすめです。

工務店やハウスメーカー、リフォーム会社などでも修理の依頼はできます。

しかし金属サイディングの施工は専門知識や技術が必要となるため、工務店などでは自社施工できない場合があるのです。

自社施工できない場合は職人を外注するため、仲介手数料(中間マージン)が発生します。

作業内容は同じでも、依頼する窓口が異なるだけで費用に差が発生するのです。

外壁に金属サイディングを施工する場合は、直接施工を行う業者かどうかを確認するとよいでしょう。

Wall the bestでは、調査・施工・アフターフォローを一貫して自社で実施するため、お手頃価格で高品質な施工を行います。

金属サイディングの施工は業者に依頼しよう


今回は、金属サイディングの特徴や業者選び、メンテナンスなどについて紹介しました。

現在主流の金属サイディング(ガルバリウム鋼板)は、性能やメンテナンス性に優れ、バリエーションも豊富な外壁材です。

これから外壁リフォームを実施するなら金属サイディングがおすすめです。

外壁に金属サイディングの施工を考えている方は、まず建築板金業者へ相談してみましょう。

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この記事は「内野 友和」が
書いています。

1979年生まれ。一級建築板金技能士。父・内野国春の元で建築板金の修行を始め、2014年より代表となり家業を受け継ぐ。20年以上、約5000件の現場経験で培った技術と知識で、建物の屋根・雨樋・板金・外壁工事を通じ、地域の皆様のお役に立てるように努力しております。
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